月村良衛著「非弁護人」を読了。
先日紹介した「機龍警察」シリーズの作家・月村良衛のノンシリーズ。
あらすじは、上層部に嵌められ、実刑判決を喰らった元特捜検事の宗光彬は出所後に裏社会の人間を顧客とする弁護ビジネスを始めます。ある日、宗光はパキスタン人の少年から失踪した韓国人の少女を探してほしいという依頼を受けます。その調査の過程で、底辺に落ちた元ヤクザたちを喰い物にする男の存在を知り・・・
社会的弱者の問題に焦点を当てながら、ダークヒーローの活躍を描いたエンターテイメント作品に仕上がっています。
元々文筆力がある作家なので、こういったリーガルサスペンスも安心して読めますね。