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【読書日記29/19’】medium 霊媒探偵城塚翡翠@相沢沙呼 [読書日記]

相沢沙呼著「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読了。
2019年ラスト読書となりました。
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本作は2019年ミステリーランキングで「このミステリーはすごい!」など、三冠を達成した作品です。
本の表紙だけ見ると軽そうな感じをうけますが、元々著者はライトノベル作品を多く出している方。
確かに読んでるとライトノベル感満載ですが、それは前半まで。後半は前半の伏線を回収しつつ、こうくるか!の連続で楽しめました。
けど、HCくん的には「このミステリーはすごい!」で1位をとる作品では無いなというのが正直な感想。
ミステリー小説の奥は深いですね。

内容:推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた―。

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【読書日記28/19’】メインテーマは殺人@アンソニー・ホロヴィッツ [読書日記]

アンソニー・ホロヴィッツ著「メインテーマは殺人」を読了。
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「このミステリーがすごい!2020年版」海外編他昨年発売された海外ミステリーの頂点にたった作品。2019年版でも著者のアンソニー・ホロヴィッツは「カササギ殺人事件」で7冠を制しているので、2年連続の快挙となっています。
前作「カササギ殺人事件」はアガサ・クリスティーのオマージュ的作品であったのに対し、本作では著者のアンソニー・ホロヴィッツ自身がワトソン役で登場するシャーロック・ホームズ的な作品になっています。
ホロヴィッツ自身、アーサー・コナン・ドイル財団からシャーロック・ホームズシリーズの続編「絹の家」を執筆することを認められたり、イアン・フレミング財団から、ジェームズ・ボンドシリーズの新作「007 逆襲のトリガー」を執筆することを発表されたりと、英国ミステリー界を背負ってたつ人物となっています。
本作も謎解きの魅力全開、かつ、登場人物のキャラが凄く魅力的で一気読みできました。
シリーズ化されるようなので、次回作も楽しみであります。

内容:自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!
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【読書日記26・27/19’】韓国人に生まれなくてよかった・文在寅という災厄@武藤正敏 [読書日記]

武藤正敏著「韓国人に生まれなくてよかった」と「文在寅という災厄」を読了。
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戦後最悪と言われる日韓関係。
韓国には一度訪れてみたいなっと思っているし、韓国の方々も一人一人は情に厚いのかなっと感じています。
そんな中、あくまでも個人の意見ですが、ここまで日韓関係をこじらせているのは、文在寅大統領なのでは、と思っています。確かに背景には慰安婦問題や徴用工問題があると思いますが、国際的には既に解決している問題であり、国のトップが変わる度に蒸し返えされることには不快感があります。
けど、今まで日韓関係には隣国でありある意味一線があったと思います。その一線を越えた、文在寅大統領ってどんな人なのか興味が沸いていたところ、この本を見つけ手に取りました。
著者の武藤正敏氏は、40年にわたる外交官生活のうち12年を韓国で過ごし韓国特命全権大使までなった人物。
約3年前に出版された「韓国人に生まれなくてよかった」は現状の日韓関係を見越した予言書のような一冊になっています。
また、続編的な「文在寅という災厄」も文在寅大統領の北朝鮮びいき、それによる米韓関係の悪化、GSOMIAの考え方、そして韓国経済の破綻など、韓国特命全権大使を経験した者にしか分からない鋭い洞察力で現在の韓国事情を言い当てています。
本当の意味での日韓関係、文在寅大統領って人物を知るうえでは一番の2冊だと思います。

「韓国人に生まれなくてよかった」
内容:「韓国の熾烈な格差・競争社会を生き抜くのはあまりに過酷だ。私と同じような社会的キャリアを、私は韓国社会で歩める自信はまったくない。私には韓国人は務まらないと思う。 さらに、北朝鮮クライシスのこの期に及んで、韓国人は親北反日の文在寅(ムン ジェイン)を大統領に選んでしまった。 私が会ったとき、彼は北朝鮮のことしか頭になかった。経済政策に疎いポピュリストの彼はバラマキで支持を得ようとするだろうが、これは失敗が見えている。 そうすると、次は必ず露骨な反日政策を執って来るだろう。 そのとき日本は毅然と臨むべきだ。 そして、日米とのすきま風が韓国をさらなる窮地に追い込むだろう」 著者は元駐韓大使ならではの鋭い分析と情報で「文在寅クライシス」に警鐘を鳴らす。 そして、 「韓国人は“韓国に生まれて良かった"という国にしてほしい。そのためにも、日韓にとって無益な反日に逃げ込むのは、もうやめるべきだ」 と、韓国人たちにエールを送る。 元駐韓大使だからこそ書けるディープな韓国分析の決定版!

「文在寅という災厄」
なぜこうも文在寅政権は理不尽、無責任なのか。 その理由はこの本を読むと分かる。 前著『韓国人に生まれなくてよかった』で文在寅政権の「従北」「反日」姿勢の強化と経済無策の可能性を鋭く予言した著者が、政権誕生から2年を経て、さらに深まった韓国の悲惨な現状と、最悪化した日韓関係の行く末を展望する。 文在寅氏は日韓が苦労してまとめた慰安婦合意を一方的に破棄し、徴用工裁判で日本企業への賠償判決を誘導し、これまでの日韓関係を根底から覆した。かたや北朝鮮にすり寄り、米中間をさまよう支離滅裂な外交姿勢で米朝からも孤立し、東アジアの安全保障にも大きな影を落としている。 しかし常識を逸脱する文在寅政権の無策、暴挙はとどまるところを知らない。「未来志向」を謳いながら、歴史問題を持ち出しては反日姿勢を最大化するこの革命家が権力の座にある限り、両国関係の修復は望むべくもない。果たして、著者が2年前に予想した通り、経済失政による韓国国内の疲弊も限界に近づきつつある。しかし、外交・内政でいかに失策が続いても、行政、司法、メディアを牛耳る独裁者の「恐怖政治」によって、「普通の韓国人」はその実態に気づくこともない。ただ、「幸いにも、海外メディアに触れやすいネット世代の若者たちは、うすうすその悪政を見抜き始めている」と著者は指摘する。 日韓両国民を不幸にする最悪の大統領をいかに追いつめ、退場させればいいのか。日本人はその動向から目を離さず、断固とした姿勢で立ち向かうべきだ。 40年に及ぶ外交官経験に裏打ちされた著者の洞察が光る「韓国分析」の決定版であり、日韓両国民に贈る魂のメッセージだ。
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【読書日記25/19’】虐殺器官@伊藤計劃 [読書日記]

伊藤計劃著「虐殺器官」を読了。
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2009年3月、若き天才が早逝した。その天才の名は”伊藤計劃(けいかく)”。
本作「虐殺器官」で作家デビューを果たした2年後のことでした。Webディレクターの傍ら執筆した本作は、「SFが読みたい! 2008年版」1位、月刊プレイボーイミステリー大賞1位、日本SF作家クラブ主催の第28回日本SF大賞候補となっています。
その世界観は壮大で、まるで映画の世界に入り込んだよう。正直、もっと早く読んでおけば、といった作家、作品でした。
遺作となった「ハーモニー」で第30回日本SF大賞を受賞。2010年に同作の英訳版が出版され、フィリップ・K・ディック賞の特別賞を受賞しています。この作品も読んでみようと思っています。

内容:9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。
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【読書日記24/19’】ワルキューレ-巡査長 真行寺弘道@榎本憲男 [読書日記]

榎本憲男著「ワルキューレ-巡査長 真行寺弘道」を読了。
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万年巡査長・真行寺弘道シリーズ第三弾。
相変わらずハチャメチャだがロック好きでオーディオ好き。そこが、このシリーズと主人公に惹かれる一番の要素。
当然、作品としてのレベルも高い。
タイトルから、警察小説、推理小説と思われるかもしれませんが、社会の歪み、不合理・不整合といった重いテーマが根底にあります。
そこにあるのは、やはりロックなのかも。

内容:元モデルで聾唖だという17歳の少女・麻倉瞳が誘拐された。彼女の母親は、評論家デボラ・ヨハンソンの秘書を務めているだけでなく、レズビアンであるデボラのパートナーでもあった。母娘とデボラは同居しており、瞳はデボラのことを「ママ」と呼んでいる。 誘拐犯の要求は、フェミニズムの論客であるデボラに対し「これまでの主張がすべて間違いであったと認め、今後一切の活動を停止しろ」というものであった。出世を拒否し、53歳で警視庁捜査一課のヒラ刑事である真行寺弘道巡査長は、元捜査一課の刑事で現在は杉並署に異動している同期の四竈とともに、捜査を始めるが――。
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【読書日記23/19’】真夜中の北京@ポール・フレンチ [読書日記]

ポール・フレンチ著「真夜中の北京」を読了。
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1930年代の北京で実際に起きた、イギリス人少女の惨殺事件。身元は、北京在住の元英国領事ワーナーの養女パメラ。奇怪なことに、遺体からは心臓がむしり取られていました。本作はその事件を70年以上経って解き明かそうとしています。
けれど、真の主役は当時の混沌とした北京になっています。
北京に巣食う中国人、欧米人、ロシア人。そして、虎視眈々と軍事行動を起こそうとする日本人。
雑多な人種と列強各国の思惑に翻弄される北京で、「北京は世界で一番安全な都市なのよ」。友人たちにそう言い残して消えていった彼女の身に何が起こったのか。本作はこの事件の真相と、戦争の気配に緊迫する当時の北京の様子を子細に伝える、極めて濃密なノンフィクションミステリーとなっています。
最終的には犯人は確定されませんが、少女の父親が残した膨大で詳細な資料をもとに真実に近い真相が語られ、ただただ著者の筆力に圧倒されました。

内容:1937年の冬、日中戦争勃発の前夜、北京の公使館区付近で元英国領事の令嬢が惨殺された。迷宮入りとなったこの身の毛もよだつ殺人事件の真相が、七十数年の歳月を経て、当時の捜査資料から解き明かされる。ノンフィクションミステリーの傑作。英米二大ミステリー賞・受賞作!CWAゴールド・ダガー賞、英国推理作家協会・ノンフィクション部門。MWAエドガー賞、アメリカ探偵作家クラブ。
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【読書日記22/19’】歌舞伎町ゲノム@誉田哲也 [読書日記]

誉田哲也著「歌舞伎町ゲノム」を読了。
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「ジウ」サーガの「歌舞伎町セブン」「歌舞伎町ダムド」の続刊。
今回は短編集で平成いや令和の必殺仕事人・歌舞伎町セブンのメンバー・ジロウ、市村、杏奈、シン、陣内を中心にした話になっています。
この短編集をはさんで歌舞伎町セブンを中心にした「ジウ」サーガの新たな幕開けを感じさせる一冊でした。
次回作が今から待ち遠しいですね。

内容:新宿の街に巣くう毒虫どもを仕置きするという「歌舞伎町セブン」。その彼らの元に舞い込む依頼とは……。 他人の人生を踏みにじり、生き血を吸う毒虫ども。享楽と喧騒の中に垣間見えた奇妙な友情。愛すれば愛するほど、壊れていく男と女。歌舞伎町には、この街なりの秩序というものがある。法では裁けない非道、そして現代の卑しき心の病魔を始末する。それが、伝説の歌舞伎町セブン。
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【読書日記21/19’】未来@湊かなえ [読書日記]

湊かなえ著「未来」を読了。
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「告白での衝撃のデビューから十年。湊かなえはその作風から”イヤミスの女王”と呼ばれるようになりました。
まーとにかく読んでてイヤになるんですよ。。。
本作はデビュー十年の集大成と位置づけられた作品。
まーよくもここまで不幸が続くわ、と思いながらも一気読みさせる筆力は凄いですね。
明るさも希望もなく終わるラストは衝撃的すらありますね。
今後、湊かなえがどこに向かうか、向かおうとしているか興味が沸く作品でした。

あらすじ:大好きなパパを病気で亡くし、たまに感情表現を失い人形のようになってしまうママと一緒に暮らす小学生の章子(あきこ)のもとに一通の手紙が届く。〈一〇才の章子へ〉で始まるその手紙の送り主は、20年後の未来の自分だという。その証拠として、10周年を迎えたばかりの「東京ドリームマウンテン」の30周年記念グッズも同封されていた。
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【読書日記20/19’】永い言い訳@西川美和 [読書日記]

西川美和著「永い言い訳」を読了。
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西川美和と言えば、日本を代表する女性映画監督。HCくんも「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」などは大好きな作品です。
新聞に「映画監督で脚本まで手がける人の小説は小説家以上の出来栄えである。」という書評が載っていて、その中で本作が紹介されていたのがきっかけで読みました。
たしかに、映像的な描写が心地よく、グイグイ引き込ませます。
バス事故で、妻を失った人気小説家と長距離トラック運転手。対照的な二人の再生物語であり家族とは何かを問う物語。一気読みさせる作者の筆力、構成力には唸らされました。
当然、映像としての作品もあり。Amazonプライムビデオで観ようかしらん。

内容:「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。 悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。 突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。 人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。
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【読書日記19/19’】悪の五輪@月村了衛 [読書日記]

月村了衛著「悪の五輪」を読了。
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月村了衛は幅広い作家だと思います。
代表作でHCくんも大好きな「機龍警察」シリーズ、ソマリアでの陸上自衛隊の戦闘を描いた「土漠の花」、昭和・平成の日本裏面史を貫通する公安警察小説「東京輪舞」など、様々なジャンルの小説を創作しています。そして、どれもが骨太で背景も綿密に調べている感がありますね。
本作「悪の五輪」は「東京輪舞」のスピンオフという作品でしょうか。
オリンピックは公式記録映画を撮らなければならないらしいですね。前回1964年の東京オリンピックでは、巨匠・黒澤明が撮る予定でしたが途中降板。変わりに市川崑が撮ることになったのですが、その間のエピソードをヤクザ・政治家・財界・警察までをも巻き込んだエンターテイメント作品に仕上がっています。
一国にオリンピックを招致するには綺麗ごとだけでは成り立ちません。ある意味勉強になった一冊で、NHK大河ドラマ「いだてん」と比べてみるのも面白いかも。

内容:1963年3月21日、翌年の東京オリンピック開催を前に、公式記録映画の監督を務めることになっていた黒澤明が降板した。 博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、親分からの指示を受け、中堅監督の錦田を後任にねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。 オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、その下には土建業者や右翼、ヤクザ、さらには警察までもが蠢いており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっている。 稀郎は記録映画の監督選定に権限を持つ委員たちの周辺を洗い、金や女を使って言うことを聞かせようとする。 東京が、日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京オリンピックをモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。
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