【映画鑑賞記44/24’】劇場版ドクターX [映画鑑賞]
【映画鑑賞記43/24’】はたらく細胞 [映画鑑賞]
【映画鑑賞記42/24’】アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 [映画鑑賞]
「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」を鑑賞。
コンゲーム=詐欺師などが主人公で、策略により、騙し騙されたり、ゲームのように二転三転するストーリーの映画が好きなんです。
洋画では「スティング」邦画では「コンフィデンスマン」なんかが面白いですよね。
本作は「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が韓国ドラマを原作に、真面目な公務員と天才詐欺師が手を組んで脱税王から10億円を奪い取るべく奮闘する姿を描いたコンゲーム&クライムドラマ。
作品はW主演。税務署職員・熊沢を内野聖陽、天才詐欺師・氷室を岡田将生が演じています。
脱税王には小澤征悦。この俳優さんは悪役が似合ってきましたね。今後、ヒール路線でいくのかな。
川栄李奈も朝ドラ主役で力をつけてきましたね。
色んな伏線を張り巡らし、最後は華麗なるどんでん返し。コンゲーム映画の魅力が満載の作品でした。
解説:税務署に勤める真面目な公務員・熊沢二郎は、天才詐欺師・氷室マコトの巧妙な詐欺に引っかかり大金を騙し取られてしまう。刑事である親友の助けで氷室を探し出す熊沢だったが、氷室は熊沢に対し、ある提案をする。それは熊沢が追っている権力者を詐欺にはめ、その権力者が脱税した10億円を徴収するから、そのかわりに自分を見逃してほしいというものだった。熊沢は犯罪の片棒を担ぐことに戸惑いながらも、自身のある復讐のため、氷室と組むことを決意。2人はクセ者ぞろいのメンバーによる詐欺師集団「アングリースクワッド」を結成し、壮大な税金徴収ミッションに挑む。 主人公の税務署職員・熊沢を内野聖陽、天才詐欺師・氷室を岡田将生が演じ、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、真矢ミキ、鈴木聖奈が共演。上田監督とテレビドラマ「相棒」シリーズなどの岩下悠子が共同で脚本を手がけた。
コンゲーム=詐欺師などが主人公で、策略により、騙し騙されたり、ゲームのように二転三転するストーリーの映画が好きなんです。
洋画では「スティング」邦画では「コンフィデンスマン」なんかが面白いですよね。
本作は「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が韓国ドラマを原作に、真面目な公務員と天才詐欺師が手を組んで脱税王から10億円を奪い取るべく奮闘する姿を描いたコンゲーム&クライムドラマ。
作品はW主演。税務署職員・熊沢を内野聖陽、天才詐欺師・氷室を岡田将生が演じています。
脱税王には小澤征悦。この俳優さんは悪役が似合ってきましたね。今後、ヒール路線でいくのかな。
川栄李奈も朝ドラ主役で力をつけてきましたね。
色んな伏線を張り巡らし、最後は華麗なるどんでん返し。コンゲーム映画の魅力が満載の作品でした。
解説:税務署に勤める真面目な公務員・熊沢二郎は、天才詐欺師・氷室マコトの巧妙な詐欺に引っかかり大金を騙し取られてしまう。刑事である親友の助けで氷室を探し出す熊沢だったが、氷室は熊沢に対し、ある提案をする。それは熊沢が追っている権力者を詐欺にはめ、その権力者が脱税した10億円を徴収するから、そのかわりに自分を見逃してほしいというものだった。熊沢は犯罪の片棒を担ぐことに戸惑いながらも、自身のある復讐のため、氷室と組むことを決意。2人はクセ者ぞろいのメンバーによる詐欺師集団「アングリースクワッド」を結成し、壮大な税金徴収ミッションに挑む。 主人公の税務署職員・熊沢を内野聖陽、天才詐欺師・氷室を岡田将生が演じ、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、真矢ミキ、鈴木聖奈が共演。上田監督とテレビドラマ「相棒」シリーズなどの岩下悠子が共同で脚本を手がけた。
【映画鑑賞記41/24’】レッド・ワン [映画鑑賞]
「レッド・ワン」を鑑賞。
本来ならクリスマスシーズンに紹介したかったけど、映画ネタがたまっていて今になりました(*'▽')
本作は、クリスマス前にサンタクロースが誘拐され救出するために、サンタ護衛隊長とサンタの存在を信じない賞金稼ぎがタッグを組み、世界中を飛び回るアクションと冒険とコメディーが十二分に詰まったクリスマスプレゼントのような物語。
心優しくマッチョなサンタ護衛隊長をドウェイン・ジョンソン、賞金稼ぎにクリス・エバンスが演じています。
しかし、この2人。ドウェイン・ジョンソンはDCコミックのアンチヒーロー・ブラックアダム、クリス・エバンスはいわずもがなアベンジャーズでアイアンマンと並ぶヒーロー・キャプテン・アメリカを演じているので、この2人の共演はワクワクしましたね。
また、久しぶりにルーシー・リューの姿が観れて嬉しかったです。
まー結末は想像つくので、安心して鑑賞できました。けど、イマイチお敵方のキャラがぶれてましたね。スノーマンを狂暴そうにしていましたが・・・
本作は既にAmazonプライムで配信しています。なーんも考えないで観れるので、機会があれば鑑賞くださいませ。
解説:「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」「ジュマンジ ネクスト・レベル」のドウェイン・ジョンソンとジェイク・カスダン監督が再タッグを組んだアクションアドベンチャーコメディ。何者かに誘拐されたサンタクロースを救うため、心優しいマッチョなサンタ護衛隊長と、サンタの存在を信じない賞金稼ぎが手を組み、世界をまたにかけて奮闘する姿を描く。 クリスマス・イブの前夜、コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが何者かに誘拐された。サンタクロース護衛隊長のカラムは、世界一の追跡者にして賞金稼ぎのジャックと手を組み、サンタ救出の結膜は世界中を飛び回ることに。しかし彼らの前に立ちはだかる誘拐犯は、サンタの力を利用して、ある恐ろしい計画を企てていた。 カラム役をドウェイン・ジョンソン、ジャック役を「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エバンスが担当。レッド・ワンことサンタクロースは「セッション」のJ・K・シモンズが演じた。そのほか「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのルーシー・リューらが共演。
<Seesaaブログはこちら↓>※二刀流も疲れてきました^^;
https://hotcool0303.seesaa.net/
本来ならクリスマスシーズンに紹介したかったけど、映画ネタがたまっていて今になりました(*'▽')
本作は、クリスマス前にサンタクロースが誘拐され救出するために、サンタ護衛隊長とサンタの存在を信じない賞金稼ぎがタッグを組み、世界中を飛び回るアクションと冒険とコメディーが十二分に詰まったクリスマスプレゼントのような物語。
心優しくマッチョなサンタ護衛隊長をドウェイン・ジョンソン、賞金稼ぎにクリス・エバンスが演じています。
しかし、この2人。ドウェイン・ジョンソンはDCコミックのアンチヒーロー・ブラックアダム、クリス・エバンスはいわずもがなアベンジャーズでアイアンマンと並ぶヒーロー・キャプテン・アメリカを演じているので、この2人の共演はワクワクしましたね。
また、久しぶりにルーシー・リューの姿が観れて嬉しかったです。
まー結末は想像つくので、安心して鑑賞できました。けど、イマイチお敵方のキャラがぶれてましたね。スノーマンを狂暴そうにしていましたが・・・
本作は既にAmazonプライムで配信しています。なーんも考えないで観れるので、機会があれば鑑賞くださいませ。
解説:「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」「ジュマンジ ネクスト・レベル」のドウェイン・ジョンソンとジェイク・カスダン監督が再タッグを組んだアクションアドベンチャーコメディ。何者かに誘拐されたサンタクロースを救うため、心優しいマッチョなサンタ護衛隊長と、サンタの存在を信じない賞金稼ぎが手を組み、世界をまたにかけて奮闘する姿を描く。 クリスマス・イブの前夜、コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが何者かに誘拐された。サンタクロース護衛隊長のカラムは、世界一の追跡者にして賞金稼ぎのジャックと手を組み、サンタ救出の結膜は世界中を飛び回ることに。しかし彼らの前に立ちはだかる誘拐犯は、サンタの力を利用して、ある恐ろしい計画を企てていた。 カラム役をドウェイン・ジョンソン、ジャック役を「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エバンスが担当。レッド・ワンことサンタクロースは「セッション」のJ・K・シモンズが演じた。そのほか「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのルーシー・リューらが共演。
<Seesaaブログはこちら↓>※二刀流も疲れてきました^^;
https://hotcool0303.seesaa.net/
【映画鑑賞記40/24’】十一人の賊軍 [映画鑑賞]
「十一人の賊軍」を鑑賞。
久々に時代劇を観ましたが、面白かった!
往年の時代劇を彷彿させますし、黒澤明の名作「七人の侍」へのリスペクトも感じられましたね。
戊辰戦争の際に新発田藩が寝返ったことは有名な話ですが、その話にこんな面白いエピソードを盛り込むなんて凄いわ。何やら、「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督として、蘇らせた作品のようです。やっぱり、映画は脚本ですよね。
俳優は山田孝之と仲野太賀のW主演。
しかし、仲野太賀は良し役者になりましたね。昔はチンピラ役が妙にハマってたけど^^;
色ん役を演じて経験値がたまったのかな。
山田孝之は安定していました。「七人の侍」で言えば、三船敏郎の役どころって感じですが、彼の個性を発揮して見事に演じ切ってましたね。
あと、隣いる紅一点役の鞘師里保がナイスでしたね。モー娘。のエースから、俳優として飛躍しそうです。
決死隊となる十一人の熱き思い、生き様は凄まじかったです。
お薦めの一作です!
解説:江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。 1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた罪人たちが、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。 山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演。
久々に時代劇を観ましたが、面白かった!
往年の時代劇を彷彿させますし、黒澤明の名作「七人の侍」へのリスペクトも感じられましたね。
戊辰戦争の際に新発田藩が寝返ったことは有名な話ですが、その話にこんな面白いエピソードを盛り込むなんて凄いわ。何やら、「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督として、蘇らせた作品のようです。やっぱり、映画は脚本ですよね。
俳優は山田孝之と仲野太賀のW主演。
しかし、仲野太賀は良し役者になりましたね。昔はチンピラ役が妙にハマってたけど^^;
色ん役を演じて経験値がたまったのかな。
山田孝之は安定していました。「七人の侍」で言えば、三船敏郎の役どころって感じですが、彼の個性を発揮して見事に演じ切ってましたね。
あと、隣いる紅一点役の鞘師里保がナイスでしたね。モー娘。のエースから、俳優として飛躍しそうです。
決死隊となる十一人の熱き思い、生き様は凄まじかったです。
お薦めの一作です!
解説:江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。 1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた罪人たちが、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。 山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演。
【映画鑑賞記39/24’】八犬伝 [映画鑑賞]
「八犬伝」を鑑賞。
子供の頃、NHKで放送されていた、辻村ジュサブローさんによる人形劇「八犬伝」が凄く面白く印象的で今でも心に残っています。
そこで繰り返しアナウンスされていたのが「仁義礼智忠信孝悌」。
儒教の考えの基となる八つの徳目で、
仁:人を思いやり、慈しむこと
義:正義を意味する
礼:礼儀をわきまえ、作法や礼節を学ぶこと
智:智慧を意味する
忠:主君に対する忠誠を意味する
信:真実や信頼を意味する
孝:親孝行のこと
悌:年長者には敬意を表して仕えること
過去そして現在の自分にどれだけ当てはまるんだろう?と改めて考えてしまう言葉ですね。
さて、本作。
原作は山田風太郎の「八犬伝」ですが、大元は江戸時代の作家・滝沢馬琴が半生をかけて書き上げた、大ファンタジー。
本作は滝沢馬琴の創作活動を描いた”実”パートと八犬伝物語の”虚”を交差して描いた、前代未聞のエンターテイメント超大作に仕上がっていて面白かったですね。
滝沢馬琴を演じるのは、名優・役所広司。その馬琴に絡んでいく友人・葛飾北斎に、内野聖陽が演じています。この演技上手の俳優2人の丁丁発止の演技合戦も見所がありました。
八犬伝という、日本の長編伝奇小説の古典を読んでみたくなりましたね。
解説:山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く。 人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。 滝沢:琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶが演じる。監督は「ピンポン」「鋼の錬金術師」の曽利文彦。
子供の頃、NHKで放送されていた、辻村ジュサブローさんによる人形劇「八犬伝」が凄く面白く印象的で今でも心に残っています。
そこで繰り返しアナウンスされていたのが「仁義礼智忠信孝悌」。
儒教の考えの基となる八つの徳目で、
仁:人を思いやり、慈しむこと
義:正義を意味する
礼:礼儀をわきまえ、作法や礼節を学ぶこと
智:智慧を意味する
忠:主君に対する忠誠を意味する
信:真実や信頼を意味する
孝:親孝行のこと
悌:年長者には敬意を表して仕えること
過去そして現在の自分にどれだけ当てはまるんだろう?と改めて考えてしまう言葉ですね。
さて、本作。
原作は山田風太郎の「八犬伝」ですが、大元は江戸時代の作家・滝沢馬琴が半生をかけて書き上げた、大ファンタジー。
本作は滝沢馬琴の創作活動を描いた”実”パートと八犬伝物語の”虚”を交差して描いた、前代未聞のエンターテイメント超大作に仕上がっていて面白かったですね。
滝沢馬琴を演じるのは、名優・役所広司。その馬琴に絡んでいく友人・葛飾北斎に、内野聖陽が演じています。この演技上手の俳優2人の丁丁発止の演技合戦も見所がありました。
八犬伝という、日本の長編伝奇小説の古典を読んでみたくなりましたね。
解説:山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く。 人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。 滝沢:琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶが演じる。監督は「ピンポン」「鋼の錬金術師」の曽利文彦。
2024年マイベスト・オブ・シネマ [映画鑑賞]
2024年マイベスト・オブ・シネマです。
ちなみに、映画館に足を運んだ作品のみとなります。よって、Netflix・Amazonプライム・Disney+の作品は入っていません。
2024年はベスト作品と次点作品を洋画部門・邦画部門各々2作品に絞りました。
<洋画部門>
洋画部門のベストは「枯葉」。
アキ・カウリスマキの名は知ってはいましたが、作品を観るのは本作がはじめて。
メディアの書評や青山実花さんの記事を読んで、無性に観たくなり映画館に足を運びました。
正直今になってもう一度観たいって思わせる作品で、現実を描写した本作は、今を生きる我々に希望を与えるメッセージと感じましたね。
次点作は「関心領域」。
映画の予告、NO MORE 映画泥棒が終わり、いざ本編が始まる。
んん?始まらない?スクリーンは映像を映し出さないが、微かに銃声?異様なサイレンの音が聞こえる。約2分その状態が続き、突然スクリーンが明るくなり、ピクニックにいそしむ家族が現れる。しかし、銃声とおぼしき音と異様なサイレン音はそのまま。
その演出が凄く印象的でした。現在、イスラエル(ユダヤ)がガザで行っていることを考えると、人間って全く成長していないということも痛感した作品でした。
<邦画部門>
邦画部門のベストは「ラストマイル」。
現代のヒットメーカー野木亜紀子がとても緻密な本を書き、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」でタッグを組んだ塚本あゆ子が監督を手掛け、極上のノンストップ・サスペンス・エンタテインメント作品に仕上げています。
日本でも時間を忘れるほどのノンストップ・ムービーが観れるなんて感心してしまいました。
満島ひかりと岡田将生のコンビも良かったです。
物語は「夜にポチッと注文した荷物が、次の日に貴方に届く」を基に、「宅配荷物が爆発したら、物流が止まって大混乱」という話を乗っけて、大手ECモール(モデルは多分、熱帯雨林日本)と大手運輸会社の高慢さとその下請、孫請の苦悩苦労など、現代に暮らす人が便利になった反面失ったものも同時に描いていて、メッセージ性もありました。働き方改革と言われて久しいですが、それは上流だけの話で下流はそんこと言ってられないという現状を訴えた作品でした。
次点は「あんのこと」。
2024年大ブレーク俳優・河合優実主演。
本作は実話に基づいていて、正直、重たい作品です。
私のように平々凡々と毎日を暮らしている者がいる一方で、本作の主人公・杏のように、家庭環境に恵まれず、親から売春を強要され、覚せい剤に溺れる少年少女もいます。
本作は絶望を描いているのか希望を描いているのか、受け取り方は人それぞれですが、絶望と希望が心を穿つ作品であったことは間違いないと感じました。
とにかく、河合優実の演技は凄まじく、彼女の俳優としての将来が見えた気がします。
以上ですが、正直絞るのが辛かった。どれも素晴らしい作品ばかりでした。
あらためて、全ての映画関係者に敬意と感謝を捧げます。
明日は2024年総括となります。
ちなみに、映画館に足を運んだ作品のみとなります。よって、Netflix・Amazonプライム・Disney+の作品は入っていません。
2024年はベスト作品と次点作品を洋画部門・邦画部門各々2作品に絞りました。
<洋画部門>
洋画部門のベストは「枯葉」。
アキ・カウリスマキの名は知ってはいましたが、作品を観るのは本作がはじめて。
メディアの書評や青山実花さんの記事を読んで、無性に観たくなり映画館に足を運びました。
正直今になってもう一度観たいって思わせる作品で、現実を描写した本作は、今を生きる我々に希望を与えるメッセージと感じましたね。
次点作は「関心領域」。
映画の予告、NO MORE 映画泥棒が終わり、いざ本編が始まる。
んん?始まらない?スクリーンは映像を映し出さないが、微かに銃声?異様なサイレンの音が聞こえる。約2分その状態が続き、突然スクリーンが明るくなり、ピクニックにいそしむ家族が現れる。しかし、銃声とおぼしき音と異様なサイレン音はそのまま。
その演出が凄く印象的でした。現在、イスラエル(ユダヤ)がガザで行っていることを考えると、人間って全く成長していないということも痛感した作品でした。
<邦画部門>
邦画部門のベストは「ラストマイル」。
現代のヒットメーカー野木亜紀子がとても緻密な本を書き、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」でタッグを組んだ塚本あゆ子が監督を手掛け、極上のノンストップ・サスペンス・エンタテインメント作品に仕上げています。
日本でも時間を忘れるほどのノンストップ・ムービーが観れるなんて感心してしまいました。
満島ひかりと岡田将生のコンビも良かったです。
物語は「夜にポチッと注文した荷物が、次の日に貴方に届く」を基に、「宅配荷物が爆発したら、物流が止まって大混乱」という話を乗っけて、大手ECモール(モデルは多分、熱帯雨林日本)と大手運輸会社の高慢さとその下請、孫請の苦悩苦労など、現代に暮らす人が便利になった反面失ったものも同時に描いていて、メッセージ性もありました。働き方改革と言われて久しいですが、それは上流だけの話で下流はそんこと言ってられないという現状を訴えた作品でした。
次点は「あんのこと」。
2024年大ブレーク俳優・河合優実主演。
本作は実話に基づいていて、正直、重たい作品です。
私のように平々凡々と毎日を暮らしている者がいる一方で、本作の主人公・杏のように、家庭環境に恵まれず、親から売春を強要され、覚せい剤に溺れる少年少女もいます。
本作は絶望を描いているのか希望を描いているのか、受け取り方は人それぞれですが、絶望と希望が心を穿つ作品であったことは間違いないと感じました。
とにかく、河合優実の演技は凄まじく、彼女の俳優としての将来が見えた気がします。
以上ですが、正直絞るのが辛かった。どれも素晴らしい作品ばかりでした。
あらためて、全ての映画関係者に敬意と感謝を捧げます。
明日は2024年総括となります。
【映画鑑賞記38/24’】ヴェノム:ザ・ラストダンス [映画鑑賞]
「ヴェノム:ザ・ラストダンス」を鑑賞。
昨日はアメリカ漫画DCコミックのキャラクター・ジョーカーでしたが、今日はアメリカ漫画、もう一方の雄マーベルコミックのキャラクター・ヴェノムの最新作にしてラストとなる作品の紹介です。
ヴェノムはスパイダーマンの宿敵として生まれたキャラですが、ダークヒーローといった立ち位置で、結構人気があるキャラです。
顔は怖いけどね(;'∀')
本作は、ヴェノムの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルとの戦いを描いています。ダークヒーローだけど、エディとともに世界を守るヴェノムに引き込まれましたね。
そして、ラストシーンはとても印象的で感動しましたわ。また、マーベル作品お得意のエンドロール後の映像には妄想が掻き立てられましたね。
解説:スパイダーマンの宿敵としても知られるマーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いた人気シリーズの第3作。ヴェノムや前作で戦ったカーネイジら「シンビオート」と呼ばれる地球外生命体の創造主である最強の敵・邪神ヌルが登場し、主人公エディとヴェノムが最後の戦いに身を投じる。 ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生したことで生まれたヴェノムは、強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙を武器に、長くのびる舌で人を喰らう恐るべき存在でありながらも、エディと一心同体となって強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救った。しかし、その戦いの結果、政府機関から追われる身となったエディとヴェノムは、メキシコに逃亡していた。そんな彼らの前に、地球外から新たな脅威が飛来する。ヴェノムらシンビオートの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルが、ヴェノムの持つあるものを狙い、シンビオートハンターのゼノファージを差し向けたことで、エディとヴェノムは新たな戦いに巻き込まれていく。 シリーズ過去2作で脚本や製作を務めてきたケリー・マーセルが、今作でも原案、脚本、製作を務めたほか、自らメガホンもとり、映画監督デビューを果たした。共演はキウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エバンス、前作から引き続きの登場となるスティーブン・グレアムら。
昨日はアメリカ漫画DCコミックのキャラクター・ジョーカーでしたが、今日はアメリカ漫画、もう一方の雄マーベルコミックのキャラクター・ヴェノムの最新作にしてラストとなる作品の紹介です。
ヴェノムはスパイダーマンの宿敵として生まれたキャラですが、ダークヒーローといった立ち位置で、結構人気があるキャラです。
顔は怖いけどね(;'∀')
本作は、ヴェノムの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルとの戦いを描いています。ダークヒーローだけど、エディとともに世界を守るヴェノムに引き込まれましたね。
そして、ラストシーンはとても印象的で感動しましたわ。また、マーベル作品お得意のエンドロール後の映像には妄想が掻き立てられましたね。
解説:スパイダーマンの宿敵としても知られるマーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いた人気シリーズの第3作。ヴェノムや前作で戦ったカーネイジら「シンビオート」と呼ばれる地球外生命体の創造主である最強の敵・邪神ヌルが登場し、主人公エディとヴェノムが最後の戦いに身を投じる。 ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生したことで生まれたヴェノムは、強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙を武器に、長くのびる舌で人を喰らう恐るべき存在でありながらも、エディと一心同体となって強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救った。しかし、その戦いの結果、政府機関から追われる身となったエディとヴェノムは、メキシコに逃亡していた。そんな彼らの前に、地球外から新たな脅威が飛来する。ヴェノムらシンビオートの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルが、ヴェノムの持つあるものを狙い、シンビオートハンターのゼノファージを差し向けたことで、エディとヴェノムは新たな戦いに巻き込まれていく。 シリーズ過去2作で脚本や製作を務めてきたケリー・マーセルが、今作でも原案、脚本、製作を務めたほか、自らメガホンもとり、映画監督デビューを果たした。共演はキウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エバンス、前作から引き続きの登場となるスティーブン・グレアムら。
【映画鑑賞記37/24’】ジョーカー フォリ・ア・ドゥ [映画鑑賞]
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を鑑賞。
前作「ジョーカー」で、第92回アカデミー賞において主演のホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞するなど、全世界で高い評価を得た作品の続編。
ただし、前作と比べてクオリティが劣ったのか、映画評論家の評価はイマイチだったようです。
HCくん的には、たしかに前作と比べると・・・っていった感じでしたが、そこまで酷いとは思いませんでした。本作は、ホアキン・フェニックスのための作品って感じがして、この当たり役をどうエンドにするのかってことが主だったように思います。
映画批評家の評価が低かった理由としては、ミュージカル調に仕上がっていることでしょうか。ここに関しては、HCくんも同じでわざわざミュージカル調に仕上げなくてもよかったと思っています。まーヒロインのハーレークインにレディーガガを採用したこともあるかもしれませんが。
レディーガガの演技力不足を音楽で補ったのかもしれませんね。
解説:「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞するなど高い評価を得たサスペンスエンターテインメント「ジョーカー」の続編。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが新たに参加した。 理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。 トッド・フィリップス監督のほか、脚本のスコット・シルバー、撮影のローレンス・シャー、前作でアカデミー作曲賞を受賞した音楽のヒドゥル・グドナドッティルらメインスタッフも続投。第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。タイトルの「フォリ・ア・ドゥ(Folie à deux)」は、フランス語で「2人狂い」という意味で、ひとりの妄想がもうひとりに感染し、2人ないし複数人で妄想を共有することがある感応精神病のこと。
前作「ジョーカー」で、第92回アカデミー賞において主演のホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞するなど、全世界で高い評価を得た作品の続編。
ただし、前作と比べてクオリティが劣ったのか、映画評論家の評価はイマイチだったようです。
HCくん的には、たしかに前作と比べると・・・っていった感じでしたが、そこまで酷いとは思いませんでした。本作は、ホアキン・フェニックスのための作品って感じがして、この当たり役をどうエンドにするのかってことが主だったように思います。
映画批評家の評価が低かった理由としては、ミュージカル調に仕上がっていることでしょうか。ここに関しては、HCくんも同じでわざわざミュージカル調に仕上げなくてもよかったと思っています。まーヒロインのハーレークインにレディーガガを採用したこともあるかもしれませんが。
レディーガガの演技力不足を音楽で補ったのかもしれませんね。
解説:「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞するなど高い評価を得たサスペンスエンターテインメント「ジョーカー」の続編。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが新たに参加した。 理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。 トッド・フィリップス監督のほか、脚本のスコット・シルバー、撮影のローレンス・シャー、前作でアカデミー作曲賞を受賞した音楽のヒドゥル・グドナドッティルらメインスタッフも続投。第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。タイトルの「フォリ・ア・ドゥ(Folie à deux)」は、フランス語で「2人狂い」という意味で、ひとりの妄想がもうひとりに感染し、2人ないし複数人で妄想を共有することがある感応精神病のこと。
【映画鑑賞記36/24’】侍タイムスリッパー [映画鑑賞]
「侍タイムスリッパー」を鑑賞。
2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られましたが、その後、口コミで話題が広まり、あれよあれよと全国上映に。その様子は、7年前の「カメラを止めるな」現象に似ていたことから、第2の”カメとめ”と評されています。
物語的には、幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門(山口馬木也)がひょんなことから現代にタイムスリップ。タイムスリップした場所が、時代劇撮影場所だったことから紆余曲折を経て、現代社会で生活していくが、といったもの。
HCくん的には、どこかで観た聞いた設定だったので、前評判が先行した感もゆがめなかったわ。
こういった、自主制作映画がヒットするのは嬉しいけど、脚本的には、もうひとひねり、いや、ふたひねり欲しかったな。
ただ、監督の安田淳一さんはまだ若いので、今回の商業的な成功に甘んじることなく頑張ってほしいですね。
解説:現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。 幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。 テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた。 2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでシーンを追加した「デラックス版」が上映スタート)、口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。
2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られましたが、その後、口コミで話題が広まり、あれよあれよと全国上映に。その様子は、7年前の「カメラを止めるな」現象に似ていたことから、第2の”カメとめ”と評されています。
物語的には、幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門(山口馬木也)がひょんなことから現代にタイムスリップ。タイムスリップした場所が、時代劇撮影場所だったことから紆余曲折を経て、現代社会で生活していくが、といったもの。
HCくん的には、どこかで観た聞いた設定だったので、前評判が先行した感もゆがめなかったわ。
こういった、自主制作映画がヒットするのは嬉しいけど、脚本的には、もうひとひねり、いや、ふたひねり欲しかったな。
ただ、監督の安田淳一さんはまだ若いので、今回の商業的な成功に甘んじることなく頑張ってほしいですね。
解説:現代の時代劇撮影所にタイムスリップした幕末の侍が時代劇の斬られ役として奮闘する姿を描いた時代劇コメディ。 幕末の京都。会津藩士の高坂新左衛門は家老から長州藩士を討つよう密命を受けるが、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまう。目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所だった。新左衛門は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り、がく然とする。一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、生きる気力を取り戻していく。やがて彼は磨き上げた剣の腕だけを頼りに撮影所の門を叩き、斬られ役として生きていくことを決意する。 テレビドラマ「剣客商売」シリーズなど数々の時代劇に出演してきた山口馬木也が主演を務め、冨家ノリマサ、沙倉ゆうのが共演。「ごはん」「拳銃と目玉焼」の安田淳一が監督・脚本を手がけ、自主制作作品でありながら東映京都撮影所の特別協力によって完成させた。 2024年8月17日に池袋シネマ・ロサの一館のみで封切られ(8月30日からは川崎チネチッタでシーンを追加した「デラックス版」が上映スタート)、口コミで話題が広まったことから同年9月13日からはギャガが共同配給につき、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷ほか全国100館以上で順次拡大公開される。