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【読書日記15/22’】自壊するメディア@望月 衣塑子・五百旗頭 幸男 [読書日記]

望月衣塑子,・五百旗頭幸男共著「自壊するメディア」を読了。
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著書「新聞記者」の映画化で一躍有名ジャーナリストの一員になった望月衣塑子(もちづき いそこ)と、2017年に富山市議会の政務活動費不正問題を追ったドキュメンタリー番組「はりぼて」にて文化庁芸術祭賞、放送文化基金賞を受賞した報道記者でありドキュメンタリー映画監督・五百旗頭幸男(いおきべ ゆきお)が、自壊が進む日本のメディアに警告を発する一冊となっています。
目次は以下のとおり。
第一章 安倍・菅政権の罪とメディアの使命 望月衣塑子 第二章 私的ドキュメンタリー論 五百旗頭幸男 第三章 権力を監視するメディア再生のために 第四章 自壊メディアの現実を超えて、新たな地平へ あとがきにかえて 「緊急事態」の国内メディア 五百旗頭幸男 あとがき 権力維持が目的、手法は恫喝の政治 望月衣塑子
総理大臣や官房長官の記者会見で質問を事前に伝えるという習慣は日本だけのシステム。まさに、持ちつ持たれつの関係が今の政治とメディアの姿。まさに茶番劇。
”聞く力”を持っていますと、新しく日本のトップになった方も、威勢が良いのは最初だけだったね。テレビ局や新聞社は政治と一線を画して独立した機関として運営していってもらいたいものです。
けそ、先日も書いたけど若いジャーナリストが育ってきているのも事実なので、彼らに頑張ってもらいたいですね。

内容:いま一番肝の据わった記者と最注目の映像作家がコロナ無策、五輪断行、民意無視で暴走する政治権力に対し、監視機能を果たせない巨大メディアの腐食を撃ち、再生への途を熱く語る。
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