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【読書日記18/22’】同志少女よ、敵を撃て@逢坂冬馬 [読書日記]

逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」を読了。
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2022年本屋大賞、第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
ロシアによるウクライナ侵攻・・・
時代背景が今と重なり手に取り読みました。
作品の時代は第二次世界大戦末期のソ連とドイツ。その戦いに巻き込まれたソ連の少女(狙撃手)の視点から見た物語。
正直読んでいて苦しくなる物語。でも、考えさせられる物語。
ひとつだけ、はっきり言えることは「戦争からは何も生まれない」、ということ。

内容等:独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは?
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