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【読書日記8/20’】犬の力@ドン・ウィンズロウ [読書日記]

ドン・ウィンズロウ著「犬の力」上下巻を読了。
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3月下旬からSTAYHOME期間中に一気に読みました。
緊迫感や息つく暇なく展開するストーリーはハンパありません。登場人物も善悪問わず何故か感情移入させてしまう、著者・ドン・ウィンズロウの筆力は流石であります。
メキシコという国の麻薬に絡む闇とそれに善悪ともに関係するアメリカ。麻薬問題での両国の関係が良く分かる作品でしたね。

上巻内容:メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める―。

下巻内容:熾烈を極める麻薬戦争。もはや正義は存在せず、怨念と年月だけが積み重なる。叔父の権力が弱まる中でバレーラ兄弟は麻薬カルテルの頂点へと危険な階段を上がり、カランもその一役を担う。アート・ケラーはアダン・バレーラの愛人となったノーラと接触。バレーラ兄弟との因縁に終止符を打つチャンスをうかがう。血塗られた抗争の果てに微笑むのは誰か―。稀代の物語作家ウィンズロウ、面目躍如の傑作長編。
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