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【読書日記5/22’】三月は深き紅の淵を@恩田陸 [読書日記]

恩田陸著「三月は深き紅の淵を」を読了。
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図書館での予約待ちの間、読む本がなくなったので、何かないかと探していたら、娘が貸してくれました。
本作はタイトルと同じ「三月は深き紅の淵を」という稀覯本の謎を巡る話。連作短編集になっています。
感想としては、1章と2章は読みがいがあってよかったんだけど、それ以降は不発・・・
個人的には1章で登場する鮫島氏を主人公として、稀覯本の謎と行方を解いていくミステリーにしたほうがもっと読みがいがあったと思います。
著者の恩田陸はミステリー、ホラー、SFそして最近では「蜜蜂と遠雷」などの小説も書ける、多才な作家。まーこういったちょっと不発な作品もありますわな←素人が上から目線で言ってます。失礼((+_+))

内容:鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に2泊3日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、10年以上探しても見つからない稀覯本(きこうぼん)「三月は深き紅の淵を」の話。たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。
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