SSブログ

【読書日記10/20’】暴虎の牙@柚月裕子 [読書日記]

柚月裕子著「暴虎の牙」を読了。
ダウンロード.jpg
今一番のっている作家・柚月裕子の「孤狼の血」シリーズ完結編。
本作ではシリーズ一作目で殉職した大上刑事とその愛弟子日岡刑事の過去と現在を結んだ内容になっています。
その手法も面白く一気に読んでしまいました。
「孤狼の血」は役所広司(大上役)と松坂桃李(日岡役)で映画化されているので、二人が脳内で映像化されながら読んでいました。
本も映画もヒットすると、そういった読み方ができるので楽しいですわ。

内容:博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。広島北署二課暴力団係の刑事・大上章吾は、沖と呉原最大の暴力団・五十子会との抗争の匂いを嗅ぎ取り、沖を食い止めようと奔走する。時は移り平成16年、懲役刑を受けて出所した沖がふたたび広島で動き出した。だがすでに暴対法が施行されて久しく、シノギもままならなくなっていた。焦燥感に駆られるように沖が暴走を始めた矢先、かつて大上の薫陶を受けた呉原東署の刑事・日岡秀一が沖に接近する…。不滅の警察小説シリーズ、令和でついに完結!
nice!(15)  コメント(10) 
共通テーマ: