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【読書日記18/18’】錆びた滑車@若竹七海 [読書日記]

若竹七海著「錆びた滑車」を読了。
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仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズの最新作。
このシリーズ好きなんだよね。安定の面白さってヤツですよ。
しかも、文庫書き下ろしなのが嬉しいし、また内容も毎回ブラッシュアップしてるところが凄い。
まーそれに反比例して女探偵・葉村の生傷は絶えませんが・・・(笑)
心も身体もボロボロになりながら前にすすむ姿勢には感動すら覚えます。
前半から多数はられた伏線がラストに意味をもってくる。著者の文章力、構成力に脱帽した一冊であります。

内容:葉村晶は、吉祥寺のミステリ専門書店のアルバイト店員をしながら、本屋の二階を事務所にしている〈白熊探偵社〉の調査員として働いている。 付き合いのある〈東都総合リサーチ〉の桜井からの下請け仕事で、石和梅子という老女を尾行したところ、梅子と木造の古いアパート〈ブルーレイク・フラット〉の住人・青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれ、怪我を負ってしまう。 住み慣れた調布市のシェアハウスを建て替えのため引っ越さなくてはならなくなった葉村は、青沼ミツエの申し出で〈ブルーレイク・フラット〉に移り住むことになるが、そこでは思いもかけぬサバイバル生活が待っていた。ミツエの孫・ヒロトと父の光貴は八ヶ月前に交通事故に会い、光貴は死に、生き残ったヒロトも重傷を負った。事故の前後の記憶をなくしたヒロトは、なぜ自分がその場所に父といたのか調べてほしいと晶に頼む。 その数日後、〈ブルーレイク・フラット〉は火事になり、ミツエとヒロトは死んでしまう……。

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