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【映画鑑賞記40/18’】ルームロンダリング [映画鑑賞]

「ルームロンダリング」を鑑賞。
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マネーロンダリングという言葉を聞いたことがあると思います。いわゆる、資金洗浄のことで麻薬取引、脱税などの犯罪によって得られた汚れたお金を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入を行い、綺麗なお金に変えることです。
本作「ルームロンダリング」は、いわくつきの“事故物件”(自殺、殺人等)に住むことで部屋を“浄化”すること。”事故物件”は、ユーザーに対し説明責任がありますが、一度人が住むと”浄化”されるので、その説明責任がなくなるのです。
その”浄化”を専門に居住地を転々とする主人公・八雲御子を池田エライザが演じています。
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この池田エライザ、結構エロくておじさん好きなんです(笑)
そういう話はさておき、主人公はロームロンダリング以外に、この世に未練たらたらな幽霊たち(元住民)と接することができるという特殊能力があるのです。
御子の前に今回現れる幽霊たちは、自殺して幽霊になった渋川清彦と殺されたOL役の光宗薫。
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光宗薫は元AKB。ショートカット美人ですね。いい感じです♪
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御子にいわくつき物件を斡旋するのは、オダギリジョー。この手の物語には彼がベストマッチ。雰囲気がある俳優です。
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実はオダギリジョーと池田エライザは親戚関係。このふたりの関係も物語の鍵になっています。
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TSUTAYAが新たなクリエイターの発掘を目指してオリジナル企画を募集する、「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2015」で、準グランプリ Filmarks賞を受賞した作品。
隠れた秀作。まさにそんな1作でした。

解説:いわくつきの物件に住んで部屋を浄化するアルバイトをしながら、幽霊たちの望みをかなえるために奔走するヒロインを描いたコメディー。孤独なヒロインがワケありの部屋にいる幽霊たちの世話を焼く様子を活写する。主演を『映画 みんな!エスパーだよ!』などの池田エライザが務め、渋川清彦やオダギリジョーらが共演する。監督はテレビドラマ「増山超能力師事務所」などの片桐健滋。

あらすじ:幼いころに父が亡くなり母は行方をくらまし、さらに祖母がこの世を去ってふさぎ込んでいた八雲御子(池田エライザ)。そんな御子に叔父の雷土悟郎(オダギリジョー)は、住むところとアルバイトを紹介してくれた。アルバイトは、いわく付き物件に入居する“ルームロンダリング”の仕事だった。自殺して幽霊になった春日公比古(渋川清彦)と生活するようになった御子は、彼のデモテープをレコード会社へ送るよう頼まれ……。
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