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【読書日記30/22’】汝、星のごとく@凪良ゆう [読書日記]

凪良ゆう著「汝、星のごとく」を読了。
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2020年に本屋大賞を受賞した「流浪の月」を読んだ時、面白くて切なくてページをめくるのがもったいなかったですが、同時にこの作者は次が勝負かな、とも思いました。
けど、本作を読んでその不安も払拭。
正直「流浪の月」には及ばないまでも、本作でのテーマである「家族」「愛」「都会」「地方」そしてそれに伴う「情景」「慟哭」などがひしひしと伝わってきました。
良い作品ってHCくんの場合、読んでいて映像が浮かんでくるんですよね。この作品もまさにそれでした。
主人公の暁海は誰がいいだろう、櫂は誰がいいだろう、なんて妄想しながら読みました。
「流浪の月」も映像が浮かび、広瀬すずと松坂桃李で映像化されましたが、ちょっと自分のイメージとは違ってましたね。
なので、この作品を映像化するなら慎重にお願いしたいな。

内容:その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 わたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
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