【読書日記30/22’】汝、星のごとく＠凪良ゆう

凪良ゆう著「汝、星のごとく」を読了。

2020年に本屋大賞を受賞した「流浪の月」を読んだ時、面白くて切なくてページをめくるのがもったいなかったですが、同時にこの作者は次が勝負かな、とも思いました。
けど、本作を読んでその不安も払拭。
正直「流浪の月」には及ばないまでも、本作でのテーマである「家族」「愛」「都会」「地方」そしてそれに伴う「情景」「慟哭」などがひしひしと伝わってきました。
良い作品ってHCくんの場合、読んでいて映像が浮かんでくるんですよね。この作品もまさにそれでした。
主人公の暁海は誰がいいだろう、櫂は誰がいいだろう、なんて妄想しながら読みました。
「流浪の月」も映像が浮かび、広瀬すずと松坂桃李で映像化されましたが、ちょっと自分のイメージとは違ってましたね。
なので、この作品を映像化するなら慎重にお願いしたいな。

内容：その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。 わたしは愛する男のために人生を誤りたい。 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。 まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

タグ：汝、星のごとく 凪良ゆう 流浪の月

コメント 14

顔とか声とか読んでると浮かぶよね(^○^)
by pn (2023-01-23 06:20) 

イメージ大切ですからね。
by mutumin (2023-01-23 06:47) 

私は洋楽を聴いていて、情景が浮かぶんですよねー。
英語の語順が日本語と違うので、If I would （もし･･･だったら）とか Only I could （･･･でさえあれば）の次の･･･に何が来るのかと想像しながら次の歌詞を待つのが面白いんです。
片思いの時、酷い悲しみに直面している時、そんな歌詞が多いです。
恋に浮かれて馬鹿な事を歌っている曲も面白いですけどね。
by 親知らず (2023-01-23 08:14) 

色々な場所で色々な人と会った。
そして人生の分岐点がいくつもあった。
それはただの思い出で、それ以上でもそれ以下でも無いと感じる年代になった。


by paulo (2023-01-23 09:56) 

まずは流浪の月を読んでみなくちゃだわ^^
by リュカ (2023-01-23 13:30) 

pnさん

妄想するよねー
by HOTCOOL (2023-01-24 07:17) 

mutuminさん

そうそう、イメージは大事^^
by HOTCOOL (2023-01-24 07:17) 

親知らずさん

英語が理解できれば世界が広がるだろうなー
by HOTCOOL (2023-01-24 07:18) 

pauloさん

サトリんも世界ですね。
by HOTCOOL (2023-01-24 07:18) 

リュカさん

この作者は今後注目かな。
by HOTCOOL (2023-01-24 07:19) 

私も正直「流浪の月」には及ばない、と思いました。
その意味で肩透かし、でも、良かったのでブログに書きました。
「流浪の月」はどなたかのブログで、よし読むぞ。
HCさんは確か、映画評だったか。
2週マタギの情熱でも好感しました。
ただ、「流浪の月」は菅田将暉にやらせたら冒険かしら。
あるいは、佐藤健ならハマりすぎかな。
桃李クンは「男娼」以来、ちょっと距離を置いちゃった。

by tommy88 (2023-01-27 09:19) 

tommy88さん

成田凌くんあたりは微妙でしょうか・・・
by HOTCOOL (2023-01-28 04:33) 

成田凌くん
大正解ですね。
成田凌くんなら最高にフィットします。
彼、けっこう病んだ雰囲気お上手ですから。

by tommy88 (2023-01-29 11:57) 

tommy88さん

成田凌は雰囲気ある役者ですよね。
by HOTCOOL (2023-01-29 16:02)