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【読書日記20/22’】インフォデミック 巡査長 真行寺弘道@榎本憲男 [読書日記]

榎本憲男著「インフォデミック 巡査長 真行寺弘道」を読了。
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「巡査長 真行寺弘道」シリーズの最新作。
いやー私は著者の榎本憲男と彼が描く「巡査長 真行寺弘道」そしてスピンオフ作品「DASPA 吉良大介」が大好きでたまりません。
榎本憲男とは感性が合うというか考え方が似ているって(おこがましいが)勝手に思っています。なので、彼のTwitterをフォローしてしまいましたよ(笑)
しかも、主人公の真行寺弘道は大のROCK好き。作中にも60年代から80年代に活躍したROCKバンド、アーティストの名前が続々出てきて、読んでいて楽しくなってしまいます。
さて、本作。新コロが日本を席巻し始めた2020年前半を舞台が背景となっています。その中で、”浅倉マリとさよならバンド”が有人でのコンサートを決行することになり、真行寺は彼女の監視と説得を上司から命じられ・・・
ROCK好きの著者らしく、”浅倉マリとさよならバンド”=”金子マリとはっぴいえんど”ってところがいいですね。
常に時代を取り入れて創作活動を続ける榎本憲男。次に切り込むのは、元総理銃撃か、はたまたカルト宗教と繋がる政治か。次回作が待ち遠しくてしょうがありません。

内容:2020年春、新型ウイルスが世界を席巻する。人々が不確かな情報に「感染」し右往左往する中、「人は死ぬときは死ぬ」とライブ活動を続ける伝説的なミュージシャン浅倉マリがメディアに登場。真行寺は高齢な浅倉の監視と説得を、水野玲子捜査一課長に命じられ…。コロナ禍の現在をリアルに抉る超エンターテインメント!
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