SSブログ

【映画鑑賞記5/21’】ミッドナイトスワン [映画鑑賞]

「ミッドナイトスワン」を鑑賞。
c68487487c22f3dc.jpg
第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞、かつ、主演の草なぎ剛も最優秀主演男優賞を受賞。
元SMAPでジャニーズ事務所を退所した影響なのか上映された映画館も限られた中の作品賞・最優秀主演男優賞を受賞したのはあっぱれとしか言いようがありません。
昨年、最優秀作品賞を受賞した「新聞記者」同様、ここ2年の日本アカデミー賞は大手映画会社への忖度がなくなったみたいで、実に良い傾向だと感じます。
物語は、最優秀主演男優賞を受賞演じるトランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の擬似親子的な愛の姿を描いています。最優秀主演男優賞を受賞しただけあって、役に憑依した草なぎ剛の演技に引き込まれてしまいました。
640.jpg
また、少女役の一果を演じる服部樹咲も、これがデビュー作品とは思えないほどの存在感を示していました。末恐ろしい新人ですわ。
640 (1).jpg
原作は「下衆の愛」の内田英治監督オリジナル脚本によるドラマ。
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立つ、トランスジェンダーの凪沙(草なぎ「)。ある日、凪沙は養育費目当てで、少女・一果(服部)を預かることになります。常に社会の片隅に追いやられてきた凪沙、実の親の育児放棄によって孤独の中で生きてきた一果。そんな2人にかつてなかった感情が、バレエを通じて芽生え始めます。
640 (2).jpg
バレエの講師役に真飛聖、他に田口トモロヲらが共演。
640 (3).jpg
トランスジェンダー、ネグレスト、疑似家族といった事にも踏み込んだ本作は日本アカデミー賞にふさわしい作品だと思います。
HCくん、お勧めの作品です!

解説:『神と人との間』などの内田英治が企画、監督、脚本、原作を手掛けたヒューマンドラマ。養育費を当てにして育児放棄された少女を預かるトランスジェンダーの主人公が、次第に彼女と心を通わせていく。『台風家族』などの草なぎ剛、『ジャンクション29』などの田中俊介、『太陽の坐る場所』などの水川あさみのほか、服部樹咲、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、田口トモロヲ、真飛聖らが出演する。

あらすじ:新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)は、養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かる。セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付く。
nice!(15)  コメント(10) 
共通テーマ:映画