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【読書日記1/21’】少年と犬@馳星周 [読書日記]

2021年の初読みは、馳星周著「少年と犬」。
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第163回 直木賞受賞作。馳星周の作品は久しぶりに読みました。
直木賞を受賞したくらいだから、今までとは毛色の違う作品でしたね。
本作は連作短編集で読みやすく、かつ、各々の短編が意味を持っていて、最後の章につながります。
中々の感動作でした。

内容:家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった―男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す―泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた―夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた―老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ―少年と犬。犬を愛する人に贈る感涙作。
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