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【映画鑑賞記7/21’】ノマドランド [映画鑑賞]

「ノマドランド」を鑑賞。
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今年の第93回アカデミー賞にて計6部門でノミネート。作品、監督、主演女優賞の3部門を受賞。
ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとりました。
ジャオ監督は中国北京出身。アジア系女性としては初、女性監督としても史上2人目のアカデミー賞受賞となりました。今のアメリカと中国の関係から考えると画期的に思えますが、ジャオ監督は中国にはそんなに思い入れがないみたい。中国でもジャオ監督の受賞には祝福の声は上がってないようです。
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物語はアメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。
ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることになります。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていきます・・・
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ファーンを演じるのは名優フランシス・マクドーマンド。今回で3度目のアカデミー主演女優賞。その存在感、画面から醸し出すオーラはすさまじいものがありました。
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けどね、日本でのほほんと暮らす僕にはイマイチ話が入ってきませんでした。
”ノマド”の生き方や境遇にシンクロできないと、この映画の真髄は理解できないかもしれませんね。

解説:ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション小説を原作に、「ノマド(遊牧民)」と呼ばれる車上生活者の生きざまを描いたロードムービー。金融危機により全てを失いノマドになった女性が、生きる希望を求めて放浪の旅を続ける。オスカー女優フランシス・マクドーマンドが主人公を演じ、『グッドナイト&グッドラック』などのデヴィッド・ストラザーンをはじめ、実際にノマドとして生活する人たちが出演。『ザ・ライダー』などのクロエ・ジャオがメガホンを取り、第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で金獅子賞を獲得した。

あらすじ:アメリカ・ネバダ州に暮らす60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、リーマンショックによる企業の倒産で住み慣れた家を失ってしまう。彼女はキャンピングカーに荷物を積み込み、車上生活をしながら過酷な季節労働の現場を渡り歩くことを余儀なくされる。現代の「ノマド(遊牧民)」として一日一日を必死に乗り越え、その過程で出会うノマドたちと苦楽を共にし、ファーンは広大な西部をさすらう。
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