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【映画鑑賞記6/21’】ミナリ [映画鑑賞]

「ミナリ」を鑑賞。
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2021年の初洋画となりました。ちなみに、「ミナリ」とは韓国語で”セリ”だそうです。
今年のアカデミー賞候補作。作品賞は逃したものの、韓国出身の移民一家で祖母役のスンジャを演じたユン・ヨジョンが助演女優賞に輝きました。
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上述しましたが、本作は1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。農業での成功を目指し、家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ。
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荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカは不安を抱きますが、しっかり者の長女アンと心臓を患う好奇心旺盛な弟デビッドは、新天地に希望を見いだします。
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やがて毒舌で破天荒な祖母スンジャも加わり、デビッドと奇妙な絆で結ばれていきますが、農業が思うように上手くいかず追い詰められた一家に、思わぬ事態が降りかかり・・・
物語は淡々と進みます。盛り上がるシーンはさほどありませんが、よく作りこまれた作品と思います。また、韓国映画ではなくてハリウッド映画でブラッド・ピットが脚本に惚れこみ製作に名を連ています。
観終わって一番感じたことは、日本人の俳優が何故世界で活躍出来ないのかということ。やはり、言葉の壁が大きいのでしょうかね。ワールドワイドな日本人俳優が登場することを切に願ってしまいます。

解説:『ムーンライト』などの映画スタジオA24とブラッド・ピットの制作会社プランBが組み、成功を夢見てアメリカ南部に移住した韓国系移民一家を描く人間ドラマ。さまざまな困難に直面しながらもたくましく生きる家族の物語は、サンダンス映画祭でグランプリと観客賞を受賞した。監督と脚本はリー・アイザック・チョン。『バーニング』シリーズなどのスティーヴン・ユァンが一家の父親を演じ、『春の夢』などのハン・イェリ、『チャンス商会 ~初恋を探して~』などのユン・ヨジョンらが共演する。

あらすじ:1980年代、農業で成功したいと意気込む韓国系移民のジェイコブ(スティーヴン・ユァン)は、アメリカ・アーカンソー州に家族と共に移住。広大な荒地とおんぼろのトレーラーハウスを見た妻は、夫の無謀な冒険に危うさを感じる。一方、しっかり者の長女アンと好奇心豊かな弟デビッドは新天地に希望を見いだし、デビッドは口の悪い破天荒な祖母とも風変わりな絆を育む。しかし、干ばつなどのために窮地に立たされた一家をさらなる試練が襲う。
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