【読書日記1/22’】人新世の「資本論」＠斎藤幸平

斎藤幸平著「人新世の「資本論」」を読了。

2022年最初に読んだ一冊。
新年早々難しい本を読んでしまいましたが、難しいながらも面白く勉強になった本でした。
ただし、現在ロシアのウクライナに対する侵略行為、プーチンの暴挙を報道等から接していると、「資本主義」「民主主義」「共産主義」「社会主義」などのイデオロギーや「SDGｓ」「ＥＳＧ」「持続可能な社会」などは絵空事としか思えなくなってくる。
ジョン・レノンの「イマジン」の詩にあるように、国籍や人種が違っても、手と手を取り合ってお互いをリスペクトしながら経済活動、環境保護を、いや地球保護を行えば、持続可能な平和な社会、暮らしがきっと実現できると思うんだけどな。
そのための入口として、この一冊を手に取ることは有意義かもしれませんね。

内容：人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。

タグ：斎藤幸平 人新世の「資本論」

コメント 12

本当は主義とか違っていても、人間本来の優しいお互いを思いやる気持ちがあるだけで、平和につながるはずなんだけど、そこがかけて来てるのだと思う。
by mutumin (2022-03-15 05:26) 

バベルの塔以来神はまだ人類を許していないって事だよ。
by pn (2022-03-15 06:21) 

過去の侵略をずーっと許さないで復讐心を持っている執念って凄い。
原爆を落とされても米国と仲良くする日本人だから理解出来ないかも。
教育の力というのか、洗脳（プロパガンダ）って怖いわ。
by 親知らず (2022-03-15 07:57) 

今はマルクスが否定した資本主義だけが残りましたね。
理想としては共産＆社会主義が優れていると思います。
何億もの月給をもらうCEOが一度も入ったことのない部屋がいくつもある広大な邸宅に住み、年に数回しか乗らない巨大なヨットを持てるのは非正規と言われる大勢の社員の働きおかげなのです。岸田さんが唱える「新」資本主義に期待しましょう。
by paulo (2022-03-15 10:02) 

難しそうだけどちょっと興味が湧いてきました。
by リュカ (2022-03-15 10:22) 

mutuminさん

仰る通りだと思います。
by HOTCOOL (2022-03-16 07:21) 

pnさん

人間は愚かな生き物ですね。
by HOTCOOL (2022-03-16 07:22) 

親知らずさん

日本人は迎合しすぎ。
それと、隣の隣の国で起こっている出来事であるということを確認すべき。いつ、日本も侵攻されるかわかりませんよね。
by HOTCOOL (2022-03-16 07:23) 

pauloさん

岸田総理が掲げる「新資本主義」は中身はなんもありません。資本主義と社会主義のミックスがでてこないかな。
by HOTCOOL (2022-03-16 07:25) 

リュカさん

勉強にはなりましたね。
by HOTCOOL (2022-03-16 07:25) 

人新世・・・なんて読むの？(そこから？(笑))
by まほ (2022-03-20 13:13) 

まほさん

ひとしんせいって読むのよ。
人新世はオランダの科学者、パウル・クルッツェンが21世紀に入ってから提唱した地質学の新しい時代区分のことなのよ。この時点で難しい・・・
by HOTCOOL (2022-03-20 18:18)