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【映画鑑賞記11/24’】52ヘルツのクジラたち [映画鑑賞]

「52ヘルツのクジラたち」を鑑賞。
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原作は2021年本屋大賞を受賞した町田そのこのベストセラー小説。小説は号泣ものの作品でした。
そんな感動作を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマとなっています。
最初、主人公の三島貴瑚を杉咲花が演じると知ったときは「ちょっと、幼すぎるんじゃない?」と感じていましたが、観終わったあと、これは杉咲花しか演じられなかったな、と彼女の演技力、表現力に凄みさえ感じてしまいました。
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三島貴瑚は自身の人生を毒親に搾取されて生きてきましたが、そんなときに貴瑚を救おうとするアンさんこと岡田安吾(志尊淳)と親友・牧岡美晴(小野花梨)に出会います。
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アンさんの優しさと美晴の励ましに貴瑚は徐々に立ち直ってきますが、そんな時に勤め先の社長のクズ息子(宮沢氷魚)に出会い、幸せの歯車が狂っていきます。
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そして、事件がおこり貴瑚は海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会います・・・
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ほぼ、原作と同じでしたが、海辺の街での少年との関りよりも、過去の出来事に焦点を当てすぎ感があってそこは残念でしたね。
ただ、ラストのシーンは印象的で、涙腺崩壊でありました。
ちなみに、「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど高い周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。
孤独に蝕まれた貴瑚と少年の再生物語でもありましたね。
お薦めの一本です!
解説:2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマ。 自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。 杉咲が演じる貴瑚を救おうとするアンさんこと岡田安吾を志尊淳、貴瑚の初めての恋人となる上司・新名主税を宮沢氷魚、貴瑚の親友・牧岡美晴を小野花梨、「ムシ」と呼ばれる少年を映画初出演の桑名桃李が演じる。「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出監督がメガホンをとり、「四月は君の嘘」「ロストケア」の龍居由佳里が脚本を担当。タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど高い周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。
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