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【読書日記19/16’】陸王@池井戸潤 [読書日記]

池井戸潤著「陸王」を読了。
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上手な作家ですね、池井戸潤さんは。
読ませ方を知ってる、読者のツボを心得ている作家ってそんなにいませんが、彼はそのひとりと言っても過言ではないと思います。
本作「陸王」も半沢直樹、下町ロケットに通じる痛快な企業物語。中小零細企業を舞台にしている点では、より下町ロケットに近いかも。
主人公の宮沢は、いつも資金繰りに困っている、ごく普通の悩める中小企業の社長。本業の足袋の売り上げは伸び悩み、メインバンクは資金の貸し渋り。
にっちもさっちも行かない状況の中で、足袋が人間本来の走りに近い走り方をさせるということにヒントを得て、新事業に向けて文字通り”走り”出しますが・・・
幾分都合の良い展開もありましたが、主人公・宮沢と登場人物たちの、ものづくりへの愛が満ち溢れた、熱い熱い極上のエンターテイメント作品でした。
今から、テレビドラマ化が楽しみな作品でもありますね[TV]
お勧めの一作です!

あらすじ:勝利を、信じろ――。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。 埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。 社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。 チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?
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コメント 6

mutumin

ぜひテレビドラマ化してほしいな!
by mutumin (2016-11-01 04:40) 

pn

バイクじゃないのか(^_^;)
by pn (2016-11-01 09:52) 

paulo

↑ そうです! 
陸王ってのはハーレーの模造品だけど憧れのバイクなんです
by paulo (2016-11-01 09:54) 

HOTCOOL

mutuminさん

主役を誰が演じるか楽しみです!
by HOTCOOL (2016-11-02 04:07) 

HOTCOOL

pnさん

バイクにあったのね。
by HOTCOOL (2016-11-02 04:08) 

HOTCOOL

pauloさん

名車なんですね!
知りませんでした。
by HOTCOOL (2016-11-02 04:08) 

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