【シネマ/14】さんかく：アシンメトリー　～左右非対称な日常～：SSブログ

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【シネマ/14】さんかく　[映画鑑賞] [編集]

やはり、脚本がいいと映画が締まる。それを、改めて感じさせた作品でした。

倦怠感が漂いはじめた同棲中のカップルの部屋に、彼女の妹が転がりこむ・・・

ここまでは、わりとよくあるラブコメディですが、ラブコメの部分は前半のみで中盤以降は結構シュールでシリアスな内容になっていて、見ごたえがありました。

彼氏、彼女、妹という三角の関係には実はひとつの共通点があり、その共通点を三人三様で描く手法もなかなかのものでした。

主演は、高岡蒼甫さん田畑智子さんそして小野恵令奈ちゃん。

高岡さんも最近は宮崎あおいさんの夫という先行したイメージを自ら脱却した感じがあって、いい役者さんになってきました。

田畑さんは決して綺麗な女優さんではありませんが（失礼）、味のある演技には魅力を感じました。

そして、恵令奈ちゃん。今をときめくＡＫＢ４８のメンバーで、この映画で女優志望になったらしく夏にＡＫＢ４８を卒業するようですが、小悪魔的な演技はおじさんには眩しすぎました。

そして、ラストシーン。３人の表情を”さんかく”的に描写するカメラワーク、それに答える３人の表情、特に視線・目線には鳥肌がたちましたし、ある意味ハッピーエンド的な終わり方は良かったです。

ミニシアター系の邦画も捨てたもんじゃないですね。

解説倦怠（けんたい）期を迎えたカップルの部屋に、彼女の気まぐれな妹が転がり込み、恋の三角関係に発展していくラブコメディー。「ROOKIES ルーキーズ」の高岡蒼甫が映画初主演で彼女と彼女の妹に翻弄（ほんろう）される男をコミカルに演じるほか、AKB48のメンバー、小野恵令奈が妹を、『アフタースクール』の田畑智子が高岡の彼女を好演。監督は、『純喫茶磯辺』の吉田恵輔監督。ダメな大人たちと大人になりかけの少女が織り成す、切なく痛い恋愛ドラマに共感必至。

あらすじ同棲（どうせい）生活を送る倦怠（けんたい）期カップルの百瀬（高岡蒼甫）と佳代（田畑智子）の家に、夏休みを利用して佳代の中学生の妹・桃（小野恵令奈）が住み着いてしまう。自由奔放な桃は風呂上がりに下着を着けずにウロウロするなど、気まぐれな態度で百瀬を翻弄（ほんろう）し、一方、彼の心の動揺を感じ取った佳代は、百瀬の気を引こうと策を練るが……。