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【映画鑑賞記42/23’】PERFECT DAYS [映画鑑賞]

「PERFECT DAYS」を鑑賞。
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本作が2023年最後の映画鑑賞になって本当に良かったと思います。
トイレ清掃人の日常を描いた作品ですが、何とも感慨深い作品に仕上がっていています。役所広司演じるトイレ清掃人・平山の存在感が半端なく、彼にまとわりつくヴィム・ベンダースのカメラワーク、演出に引き込まれてしまいました。
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物語には特に激しい起伏はないのですが、平山の暮らしの中の数日だけ、姪と思しきニコ(中野有沙)や仕事仲間のタカシ(柄本時生)が絡み、平山の人となり、過去にスポットが当てられます。
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カセットテープ、銭湯、浅草地下街の一杯飲み屋、近くの古本屋。(ちなみに、使われている楽曲ルー・リード(映画タイトル曲)、パティ・スミス、アニマルズなど。)
こざっぱりした部屋に積まれた本、仕事の中の小さな楽しみ、それぞれの事情と日々の営み。こういった作品は好きだな。
そして、HC君の理想のリタイア像。ただ、トイレ掃除はできないけど。
お勧めの作品です!

解説:「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。 東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。
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【映画鑑賞記41/23’】翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ [映画鑑賞]

「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」を鑑賞。
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大ヒットしたシリーズ第1弾の続編で、これまた興行成績1位をとった作品だけど、正直・・・そんなに面白いとは思わなかった、です。
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埼玉県や滋賀県は嫌いじゃないし、とくに滋賀県は自分のルーツの土地だと聞いているので、愛着さえあります。
GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、藤原紀香などオールスター出演ですが、無駄遣いって感じでしたしね。
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自虐ネタで攻めるんじゃなく、自愛ネタで地元を盛り上げて欲しいですね。

解説:埼玉県の自虐ネタを詰め込んだ魔夜峰央のギャグ漫画を実写映画化して話題を呼び、興行収入37.6億円の大ヒットを記録した「翔んで埼玉」のシリーズ第2弾。主人公・麻実麗役のGACKT、壇ノ浦百美役の二階堂ふみが引き続き主演を務めた。 東京都民から迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗率いる埼玉解放戦線の活躍によって自由と平和を手に入れた。麗は「日本埼玉化計画」を推し進め、埼玉県人の心をひとつにするため、越谷に海を作ることを計画。そのために必要な白浜の美しい砂を求めて和歌山へと向かう。そこで麗は、関西にもひどい地域格差や通行手形制度が存在しているのを目の当たりにする。そして大阪のめぐらせた陰謀が、やがて日本全土を巻き込む東西対決へと発展していく。 前作で日本アカデミー賞の最優秀監督賞を受賞した武内英樹が引き続きメガホンをとり、脚本も同じく前作で日本アカデミー賞の最優秀脚本賞を受賞した徳永友一が担当。新キャストとして、通行手形制度撤廃に向けて滋賀県人たちを導く「滋賀のオスカル」こと桔梗魁を杏、関西を牛耳る冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃を片岡愛之助が演じるほか、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、津田篤宏(ダイアン)、天童よしみ、藤原紀香、川崎麻世、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、戸塚純貴ら個性的な顔ぶれが続々と登場。
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【映画鑑賞記40/23’】怪物の木こり [映画鑑賞]

「怪物の木こり」を鑑賞。
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2019年・第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介による小説を、亀梨和也の主演、鬼才・三池崇史監督のメガホンで映画化したサイコスリラー。
亀梨くん演じる弁護士の二宮は実はサイコパス。そのサイコパスを連続殺人犯が襲うところから物語が始まります。
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何故、二宮が襲われるのかは理由があって、それを調べるうちに驚愕の事実が判明します。また、二宮とは別に連続殺人犯をプロファイリングして事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城。戸城役を演じる菜々緒もまた二宮の本性に気づき始め物語は大きく動き出します。
菜々緒にプロファイリングされてみたい(笑)
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共演は二宮の婚約者役で吉岡里帆。
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二宮の友人で、かつ、共犯でサイコパスの医者を染谷将太が演じてます。
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原作は読んでいませんが、この手の映画作りが上手い三池崇史監督が手腕を発揮していましたね。ただ、前半は緊張感がありましたが、後半はちょっと失速気味だったのが残念でした。。。

解説:「怪物の木こり」という絵本に出てくる怪物の仮面を被った犯人が斧で相手の頭を割り、脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生。犯人は次のターゲットに弁護士の二宮彰を定めた。しかし二宮の本性は、犯人をも上回るほどの冷血非情なサイコパスだった。犯人はなぜ脳を奪い、なぜ二宮を標的にしたのか。事件の捜査が進められるなかで、警視庁の天才プロファイラー・戸城、二宮の婚約者の映美、二宮の協力者で自身もまたサイコパスの外科医・杉谷、そして過去の殺人事件の容疑者・剣持ら、さまざまな人物の思惑が複雑に絡み合い、事態は次第に混迷していく。 連続殺人鬼に狙われる弁護士で目的のためには殺人もいとわないサイコパスでもある主人公・二宮彰を亀梨が演じるほか、事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役を菜々緒、二宮の婚約者の荷見映美役を吉岡里帆がそれぞれ務める。そのほかの共演に川清彦、染谷将太、中村獅童ら。
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【映画鑑賞記39/23’】ロストフライト [映画鑑賞]

「ロストフライト」を鑑賞。
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主演は英スコットランド出身の俳優・ジェラルド・バトラー。ミュージカル映画「オペラ座の怪人」のファントム役でブレイクし、昨今は「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズなどアクションスターとしての地位を確立しています。
彼の醸し出す渋さと作品上での体を張ってのアクションは、リーアム・ニーソンに通じるところがあって好きな俳優さんです。
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本作は悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機がゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機のトランス機長(ジェラルド・バトラー)が、飛行機で移送中だった犯罪者と手を組みながら窮地を乗り越えていく姿を描いたサバイバルアクションとなっています。
どこかで聞いたような見たようなベタな設定ですが、トランス機長がゲリラ組織とドンパチ激闘するかと思いきや、そうでもなく相棒となった犯罪者ガスパール(マイケル・コルター)にそこは任せて、自信は島脱出を図るべく奮闘する姿を描いています。
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100分ちょっとという時間から、無駄な人物・背景描写や伏線をそぎ落とした設定が新鮮に感じましたね。
それと内容が分かりやすくて、かつ、観やすく面白い。ラストがスカッとする映画で楽しかったです。
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解説:ジェラルド・バトラー主演で、ゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の機長が、犯罪者と手を組みながら窮地を乗り越えていく姿を描いたサバイバルアクション。 悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着する。機長のトランスや乗客ら17名はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫りくる中、トランス機長は生き残りをかけ、乗客の1人だった移送中の犯罪者ガスパールと手を組む。 乗客を守るという機長としての責務を全うしようと奮闘するトランス役をバトラーが務め、トランスと手を組むことになる謎めいた犯罪者のガスパール役にドラマ「ルーク・ケイジ」で知られるマイケル・コルター。元MI6という経歴を持つスパイ小説家チャールズ・カミングが執筆した脚本をもとに、「アサルト13 要塞警察」「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとった。
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【映画鑑賞記38/23’】ゴジラ-1.0 [映画鑑賞]

「ゴジラ-1.0」を鑑賞。
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日本が生んだ「ゴジラ」っていうのは、色んなアプローチがあるんだなって、改めて思いましたね。
アメリカ・ハリウッドでの「GODZILLA ゴジラ」。庵野秀明で大ヒットした「シン・ゴジラ」。
同じゴジラという題材にもう踏み込む隙間はないかと思いきや、第二次世界大戦後の日本を題材に持ってきた、監督の山崎貴には感服しましたね。
しかも、代々のゴジラ以上にそのシルエットが猛々しい。
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山崎貴と言えば「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を思い起こす方も多いと思いますが、その作品で自信が描いた昭和の東京の町並みをゴジラが破壊するという演出もあり、「山崎貴、やるじゃん!」って感じましたね。
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銀座四丁目も破壊・・・
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ゴジラと戦うことで人生の負い目を払拭しようと立ち上がる帰還兵役に神木隆之介。ヒロイン役には浜辺美波が演じます。この二人は、昨年のNHK朝ドラ「らんまん」でも共演しているので息がピッタリでした。
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タイトルの-1.0=マイナスワンは、戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす、という意味が含まれています。戦争で生き残った人々が如何にゴジラに対して生きて抗っていくか、見どころ満載なゴジラ作品でした。
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解説:日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけた。 タイトルの「-1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。 主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、2023年4~9月に放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」でも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺が演じる。そのほか山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介と実力派豪華キャストが共演。
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2023年マイベスト・オブ・シネマ [映画鑑賞]

2023年マイベスト・オブ・シネマです。
ちなみに、映画館に足を運んだ作品のみとなります。よって、Netflix・Amazonプライム・Disney+の作品は入っていません。

まずは、大好きなマーベル作品から「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」。この作品でメンバーが解散となり寂しい気がしますが、シリーズ最高傑作でしたね。
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続いて、「AIR エア」。今や世界的なトップブランドになったNIKEですが、1980年代初頭はかなり低迷していたらしい。そこで、担ぎ出したのは当時大学生だったマイケル・ジョーダン。NIKE幹部の奮闘ぶりが描かれています。
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今年はシリーズ物が充実していた一年でしたね。一挙にいきます。
「ジョン・ウィック コンセクエンス」。
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「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」。
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「インディー・ジョーンズと運命のダイヤル」。
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そして、「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」。
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どの作品も超弩級の面白さ。ジョン・ウィック、インディー・ジョーンズのシリーズは終わってしまって寂しい限り。ワイルド・スピードとミッション:インポッシブルシリーズは続きが楽しみで待ち遠しい!!
洋画最後は「バビロン」。大好きなデイミアン・チャゼル監督作品。脚本も彼が書いています。興行的には色んな要件も重なって大失敗したらしいですが、ハリウッド初期からはじまる物語は興味深かったですね。
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邦画は2作品。
先日記事にした、「愛にイナヅマ」。アフターコロナの現代を舞台にした作品。馬鹿で欺瞞だらけのどこかの国の政治家に観て欲しい(爆)
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そして、最後はつい先日観た「PERFECT DAYS」。※未記事
ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースと日本を代表する俳優 役所広司が織りなす美しきセッション。とても素敵な作品でした。
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HCくんは「ノーミュージック・ノーライフ」「ノーシネマ・ノーライフ」「ノーブック・ノーライフ」。全ての映画関係者に感謝を捧げます。

以上が2023年マイベスト・オブ・シネマとなります。
明日は2023年総括となります。
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【映画鑑賞記37/23’】マーベルズ [映画鑑賞]

「マーベルズ」を鑑賞。
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アメリカ・スーパー・ヒーロー映画「キャプテン・マーベル」の続編で、「アベンジャーズ」など「マーベル・シネマティック・ユニバース」(通称MCU)シリーズの」33作品目。
主人公キャプテン・マーベルはオスカー俳優ブリー・ラーソン。宇宙を自由自在に飛び回る勇敢で力強いスーパー・ヒーローを演じています。
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本作は盟友の娘、モニカ・ランボーとミズ・マーベルという二人のヒーローとトリオ=マーベルズを組み、テンポよく物語が進んでいきます。まーこのトリオは色々あってドタバタするんだけどね^^
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疾走感が溢れ時にユーモアを挟んだ本作は、今までにないMCUって感じがしました。
ただ、ミズ・マーベルに限っては、Disney+の配信ドラマで登場しているので、Disney+見てないと”誰?”感が強かったかもしれませんね。
また、MCU作品に数多く関わってきた、サミュエル・L・ジャクソン扮するニック・フューリーも登場します。ニック・フューリー好きなので嬉しかったな(^O^)/
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途中、大ヒット韓国ドラマ「梨泰院クラス」の韓流スター パク・ソジュンも登場し、そのシーンはある意味衝(笑)撃的でしたよ[わーい(嬉しい顔)]
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その分、敵役の影が薄かったのが残念いや可愛そうでしたね・・・
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ちなみに、本作はネコが重要な役割を果たすので、猫好きには必見の作品かも(笑)
そして、ラストのラストでこれまた謎の展開が予想されるシーンが挿入されております。
To Be Continue・・・

解説:マーベル・コミックのヒーローたちが活躍する作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の一作で、アベンジャーズ最強ともいわれる女性ヒーロー、キャプテン・マーベルを主役に描いた映画「キャプテン・マーベル」に続くシリーズ第2弾。キャプテン・マーベルが、アベンジャーズオタクな高校生ヒーローのミズ・マーベルと、宇宙ステーション「S.A.B.E.R.(セイバー)」に所属する敏腕エージェントのモニカ・ランボーとチームを結成する。 規格外のパワーと不屈の心を兼ね備え、ヒーロー不在の惑星を守るため幅広く宇宙で活動していたキャプテン・マーベル。そんな彼女のある過去を憎み、復讐を企てる謎の敵が出現する。時を同じくして、キャプテン・マーベルと、まだ若い新世代ヒーローのミズ・マーベル、強大なパワーを覚醒させたばかりのモニカ・ランボーの3人が、それぞれのパワーを発動するとお互いが入れ替わってしまうという謎の現象が起こる。原因不明のこの現象に困惑するなか、地球には未曽有の危機が迫り、キャプテン・マーベルはミズ・マーベル、モニカ・ランボーと足並みのそろわないチームを結成することになるが……。 キャプテン・マーベル役はオスカー俳優のブリー・ラーソン。ミズ・マーベルことカマラ・カーンをドラマシリーズ「ミズ・マーベル」に続きイマン・ベラーニ、モニカ・ランボー役をドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」に続きテヨナ・パリスがそれぞれ演じる。MCU作品に数多く関わってきた、サミュエル・L・ジャクソン扮するニック・フューリーも登場。大ヒットドラマ「梨泰院クラス」のパク・ソジュンが出演し、ハリウッドデビューを飾る。メガホンをとったのは「キャンディマン」の女性監督ニア・ダコスタ。
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【映画鑑賞記36/23’】愛にイナヅマ [映画鑑賞]

「愛にイナヅマ」を鑑賞。
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今年観た日本映画で一番面白かったわ[わーい(嬉しい顔)]
松岡茉優、窪田正孝の芸達者二人のダブル主演。監督は「舟を編む」や現在公開中「月」の石井裕也監督が自ら脚本を書き上げメガホンをとった作品です。この間、このブログで「日本映画は漫画原作かドラマの延長版ばかり。」とつぶやきましたが、日本の監督でも石井裕也さんや是枝裕和さん濱口竜介さんなどはオリジナルで頑張ってますよね。嬉しい限りです。
さて、本作は今の日本を風刺でぶった切っているところが面白かったなー
また、前半と後半で作品の雰囲気が、がらりと変えてくるところもよかった。
松岡茉優演じる花子は映画監督デビューを目指していますが、プロデューサーとの関係に頭を悩ませています。また、窪田正孝演じる正夫は肉屋で働く、空気が読めないフリーター。そんな二人が出会うところが中心に描かれています。
背景はコロナ禍まっただ中で、コロナ禍で暮らす若者二人の苦悩、孤独そして希望が淡々と描かれています。
その中でも面白かったのは正夫のつけているマスク。いわゆる”アベノマスク”なのですが、劇中にこんなセリフがあります。「マスクを買うお金がないので、みんなに”アベノマスクを頂戴”といったら百枚集まった。これを、洗いながら使ってるんだよね。」
しかも、ただでさえ小顔の窪田正孝の顔にそのアベノマスクが微妙な感じで被さり、実にシニカルでしたね。
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そして、前半に花子を苦しめるのはプロデューサー役のMEGUMNIと助監督の三浦貴大。ある意味、悪役的な位置づけなんだけど、これがハマっていましたね。
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そして、後半。
後半は佐藤浩市を筆頭に池松壮亮、若葉竜也などオールスターが登場。
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挫折しながらも映画を作ると決めた花子は、自分の家族の物語を作品とすることに決め、正夫と一緒に10年以上音信不通の家族を集めます。
そして、”イナヅマ”のように話が展開していくところは凄まじく面白かったな。
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コロナ禍、そしてアフターコロナの社会を痛快に切り取った本作。
HCくんお勧めの一本です!(^^)!

解説:松岡茉優と窪田正孝が主演を務め、「舟を編む」「茜色に焼かれる」の石井裕也監督がオリジナル脚本で描いたコメディドラマ。 26歳の折村花子は幼少時からの夢だった映画監督デビューを目前に控え、気合いに満ちていた。そんなある日、彼女は魅力的だが空気を読めない男性・舘正夫と運命的な出会いを果たす。ようやく人生が輝き始めたかに思えた矢先、花子は卑劣なプロデューサーにだまされ、全てを失ってしまう。失意の底に突き落とされた花子を励ます正夫に、彼女は泣き寝入りせずに闘うことを宣言。花子は10年以上音信不通だった“どうしようもない家族”のもとを訪れ、父や2人の兄たちの力を借りて、大切な夢を取り戻すべく反撃を開始する。 花子の父・治を佐藤浩市、長兄・誠一を池松壮亮、次兄・雄二を若葉竜也が演じる。
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【映画鑑賞記35/23’】ゆとりですがなにか インターナショナル [映画鑑賞]

「ゆとりですがなにか インターナショナル」を鑑賞。
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2016年に宮藤官九郎が脚本を務めた連続ドラマ「ゆとりですがなにか」が劇場版で復活。
それにしても、最近の日本映画はテレビドラマからの劇場版・映画化ってのが増えていますね。この間紹介した「極道主夫」もそうだったし。
テレビでそこそこ当たれば、映画もそこそこの興行収入を見込めるって考えかな。これじゃ、日本映画はオリジナリティがなくなって衰退するよね・・・
まー本作はそこそこ面白かったけどね。宮藤官九郎の脚本は期待を裏切らないよ。
主人公は岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の三人。彼らが30代半ばの「ゆとり世代」を演じます。
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「ゆとり世代」とは1987年から2004年生まれの人々を指すことが一般的。教育改革の中心となった「ゆとり教育」が実施されていた時期と一致するから、そう呼ばれているみたいですね。
ちなみに、1960年生まれのHCくんは「しらけ世代」「新人類」って言われていましたわ('ω')ノ
本作では「ゆとり世代」の主人公達が様々な要素を含む現代をどう生き抜くか、生活していくかがテーマになっています。
主人公達の周りを固めるキャストも豪華。安藤サクラ、吉田鋼太郎、吉岡里帆がもったいない使い方をされています(笑)
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久々に見た、ぱるること島崎遥香は相変わらず可愛かったわ(^.^)
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解説:2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」を映画化。 「野心も競争意識も協調性もない」と揶揄(やゆ)されてきた「ゆとり世代」の男たちも30代半ばに差しかかり、それぞれ人生の岐路に立たされていた。夫婦仲も家業の酒屋もうまくいかない坂間正和、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊、中国での事業に失敗して帰国したフリーターの道上まりぶ。働き方改革、テレワーク、多様性、グローバル化など新しい時代の波が押し寄せる中、ゆとりのない日々を過ごしながらも懸命に生きる彼らだったが……。 正和役の岡田将生、山路役の松坂桃李、まりぶ役の柳楽優弥をはじめ、安藤サクラ、仲野太賀、吉田鋼太郎らテレビ版でおなじみのキャストが再結集。テレビ版に続いて水田伸生が監督、宮藤官九郎が脚本を手がけた。
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【映画鑑賞記34/23’】イコライザー THE FINAL [映画鑑賞]

「イコライザー THE FINAL」を鑑賞。
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デンゼル・ワシントンが元CIAトップエージェントのマッコールを演じ、世の悪を完全抹消する“イコライザー”として暗躍する姿を、スタイリッシュかつ哲学的に描いた作品。
しかも、騒々しくミッションをこなすわけではなく、静かに”9秒”で全てを終わらせます。
そこが、格好よくて実に渋いんだよね。
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実はその設定が斬新だったので、第一作目は面白かったんだけど、第二作目はちょっと路線変更してしまって、イマイチだったのよ。
だから、今回は不安があったんだけど、マジ面白くて一作目を超えてましたね。
物語は、シチリアでのミッションで思わぬ負傷をしたマッコール(デンゼル・ワシントン)がアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着きます。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓いますが、町にマフィアの魔の手がのびて・・・
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しかし、役柄もあると思うけど、デンゼル・ワシントンの雰囲気が変わったな。いい感じで枯れたって感想。
そして、驚いたのはマッコールと行動を共にする現役CIAエージェントの女性。
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彼女がダコタ・ファニングだなんて、エンドロールを観るまで気づかなかったわ。天才子役も大人の女優さんになって嬉しいわ[わーい(嬉しい顔)]

解説:名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。 シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。 マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。
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