【読書日記８】イチローvs松井秀喜　相容れぬ2人の生き様＠古内義明：アシンメトリー　～左右非対称な日常～：SSブログ

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【読書日記８】イチローvs松井秀喜　相容れぬ2人の生き様＠古内義明　[読書日記] [編集]

古内義明著「イチローvs松井秀喜　相容れぬ2人の生き様」を読了。

一昔前は、”記憶の長島””記録の王”と言われていました。
今それを置き換えると、”記憶の松井””記録のイチロー”でしょうか。
僕は金沢生まれなので、松井かイチローどちらが好きか二者選択を迫られると、”松井”と答えます。
けれど、イチローのファンでもあります。
オリックス、マリナーズ時代のイチローは凄い選手でしたが、インタビューとかを見る限り、どこかそっけない感じであまり良い印象はもっていませんでした。
その印象ががらりと変わったのは第一回ワールド・クラシック・ベースボール（WBC）。
侍JAPANのリーダーとして大活躍し、かつ、饒舌になりクールなイメージは一変しました。
反面、松井はWBC不参加を表明したため、世間では二人の評価が逆転した感もありました。
本書では、そういった事柄から二人を比較して書かれていて、とても興味深い一冊となっています。
ただ、松井引退前までの話なので、後にイチローがヤンキースに移ったり、松井が国民栄誉賞を受賞したことにはふれられていません。
本を読む限り、水と油のような二人ですが、将来的には日本のプロ野球を侍JAPANを牽引していってもらうことを願ってやみません。

内容：高校時代に邂逅した２人は、ともにプロ野球選手として頂点を極めた。メジャーリーガーとなった後も、試合前には仲良く談笑し旧交を温めていた。だが、２００６年のＷＢＣを機に、その姿は見られなくなった。日本から海を渡ったヒーロー２人は、なぜ相容れぬ仲となったのか。２０１０年は同リーグ同地区で戦う２人の「不仲の真相」を、その生き様から解き明かす。