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【読書日記11/23’】魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ @陣野俊史 [読書日記]

陣野俊史著「魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ」を読了。
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フランスって街並みが綺麗で素敵、芸術の国で”美しい”ってイメージだけど、その裏側では人種間の対立、格差が激しい国でもあります。
以前紹介した映画「アテナ」でも、フランスの光と影を描いていて、その実情は凄まじく感じました。
本作では、フランスのラップが若者にどう浸透し、若者が「声をあげる」ことの重要さに迫り、かつ、フランスのラッパーにスポットを当てた内容になっています。
ラップ自体あまり聞かない(というかほとんど聞かない)、HCくんでも興味深く本作に入り込めましたね。
来年2024年はパリオリンピック開催。すぐに格差がなくなったり、人種問題が解決することはないだろうけど、平和の祭典を機にフランスが変わることを祈っていますわ。

解説:世界中で関心が高まっている、「声をあげる」ことの重要さ。 ラップをとおして世界を知ろう。 郊外の貧困、移民、宗教、暴動、テロ、#MeToo… 世界を取り巻く社会問題に対して放たれるラップのリリック(歌詞)は、国境を越えてわたしたちを鼓舞し、今につながる世界の歴史を知ることの大切さを気づかせてくれます。 移民社会フランスに生きるルーツもスタイルも多様なラッパーたち。 彼らのあげる声をとおして、広い世界に目を向けてみてはいかがでしょうか? わたしたちの「いま」と「ここ」がラップにはある。
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