【映画鑑賞記42/23’】PERFECT DAYS [映画鑑賞]
「PERFECT DAYS」を鑑賞。
本作が2023年最後の映画鑑賞になって本当に良かったと思います。
トイレ清掃人の日常を描いた作品ですが、何とも感慨深い作品に仕上がっていています。役所広司演じるトイレ清掃人・平山の存在感が半端なく、彼にまとわりつくヴィム・ベンダースのカメラワーク、演出に引き込まれてしまいました。
物語には特に激しい起伏はないのですが、平山の暮らしの中の数日だけ、姪と思しきニコ(中野有沙)や仕事仲間のタカシ(柄本時生)が絡み、平山の人となり、過去にスポットが当てられます。
カセットテープ、銭湯、浅草地下街の一杯飲み屋、近くの古本屋。(ちなみに、使われている楽曲ルー・リード(映画タイトル曲)、パティ・スミス、アニマルズなど。)
こざっぱりした部屋に積まれた本、仕事の中の小さな楽しみ、それぞれの事情と日々の営み。こういった作品は好きだな。
そして、HC君の理想のリタイア像。ただ、トイレ掃除はできないけど。
お勧めの作品です!
解説:「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。 東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。
本作が2023年最後の映画鑑賞になって本当に良かったと思います。
トイレ清掃人の日常を描いた作品ですが、何とも感慨深い作品に仕上がっていています。役所広司演じるトイレ清掃人・平山の存在感が半端なく、彼にまとわりつくヴィム・ベンダースのカメラワーク、演出に引き込まれてしまいました。
物語には特に激しい起伏はないのですが、平山の暮らしの中の数日だけ、姪と思しきニコ(中野有沙)や仕事仲間のタカシ(柄本時生)が絡み、平山の人となり、過去にスポットが当てられます。
カセットテープ、銭湯、浅草地下街の一杯飲み屋、近くの古本屋。(ちなみに、使われている楽曲ルー・リード(映画タイトル曲)、パティ・スミス、アニマルズなど。)
こざっぱりした部屋に積まれた本、仕事の中の小さな楽しみ、それぞれの事情と日々の営み。こういった作品は好きだな。
そして、HC君の理想のリタイア像。ただ、トイレ掃除はできないけど。
お勧めの作品です!
解説:「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。 東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。共演に新人・中野有紗のほか、田中泯、柄本時生、石川さゆり、三浦友和ら。カンヌ国際映画祭では男優賞とあわせ、キリスト教関連の団体から、人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞。また、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。