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【読書日記5/20’】殺人鬼がもう一人@若竹七海 [読書日記]

若竹七海著「殺人鬼がもう一人」を読了。
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NHKドラマにもなった葉村晶シリーズで、その認知度を上げた作家・若竹七海。
本作は葉村晶シリーズではありませんが、若竹七海得意の6つの短編。しかも、ただの短編ではなく6編がリンクしているので読み応えがありました。
架空の町・辛夷ガ丘市という設定、そこの警察署に勤務する生活安全課の三琴と田中の凸凹コンビのキャラクターも魅力的で、物語自体もシニカル&ブラック。
若竹七海、本領発揮の作品です!

内容:都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘。20年ほど前に“ハッピーデー・キラー”と呼ばれた連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もないのどかな町だ。それがどうしたことか二週間前に放火殺人が発生、空き巣被害の訴えも続いて、辛夷ヶ丘署はてんてこまい。そんななか町で一番の名家、箕作一族の最後の生き残り・箕作ハツエがひったくりにあうという町にとっての大事件が起き、生活安全課の捜査員・砂井三琴が捜査を命じられたのだが…。(「ゴブリンシャークの目」)アクの強い住人たちが暮らす町を舞台にした連作ミステリー。著者の真骨頂!!
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