【読書日記26/15’】王とサーカス@米澤穂信 [読書日記]
2015年の読み納めは米澤穂信著「王とサーカス」。
2015年のベストミステリーに輝いた作品で、著者の米澤穂信は2年連続でその栄冠に輝いています。
作品は2001年にネパールで起きた王族間の殺人を舞台にし、雑誌の事前取材に訪れていた主人公・太刀洗万智がその混乱のさなか、彼女の前に見知った顔の死体が転がり、犯人を探り当てていくといったストーリー。
前半は冗長気味ですが、作品がどこに向かっているのか見えてきません。
しかし、中盤過ぎからのミステリ展開は読みどころ満載で後半の解決まで十分楽しめ、かつ、読ませる作品になっています。
今、絶好調の著者。次回作も楽しみですね。
あらすじ:2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり…。「この男は、わたしのために殺されたのか?あるいは―」疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?『さよなら妖精』の出来事から10年の時を経て、太刀洗万智は異邦でふたたび、自らの人生をも左右するような大事件に遭遇する。2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクションにして、米澤ミステリの記念碑的傑作!
2015年のベストミステリーに輝いた作品で、著者の米澤穂信は2年連続でその栄冠に輝いています。
作品は2001年にネパールで起きた王族間の殺人を舞台にし、雑誌の事前取材に訪れていた主人公・太刀洗万智がその混乱のさなか、彼女の前に見知った顔の死体が転がり、犯人を探り当てていくといったストーリー。
前半は冗長気味ですが、作品がどこに向かっているのか見えてきません。
しかし、中盤過ぎからのミステリ展開は読みどころ満載で後半の解決まで十分楽しめ、かつ、読ませる作品になっています。
今、絶好調の著者。次回作も楽しみですね。
あらすじ:2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり…。「この男は、わたしのために殺されたのか?あるいは―」疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?『さよなら妖精』の出来事から10年の時を経て、太刀洗万智は異邦でふたたび、自らの人生をも左右するような大事件に遭遇する。2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた壮大なフィクションにして、米澤ミステリの記念碑的傑作!
面白そうですね
機竜警察はアクションの前の説明が
くどすぎたような気がしました
by paulo (2016-01-28 05:38)
面白くて、早く読み進めたい感が伝わって来ます。
by mutumin (2016-01-28 07:17)
実際に起きた事件があったの?やーねー。
王は分かったけど、サーカスとは?
by 親知らず (2016-01-28 08:04)
わざと後半のために前半をだらけさせたとかかな?(笑)
by pn (2016-01-28 08:05)
pauloさん
面白かったですよ。
機龍警察、最初は長編を読んだほうがいいかも。
by HOTCOOL (2016-01-28 18:12)
mutuminさん
文章力、構成力等流石の作品でした。
by HOTCOOL (2016-01-28 18:16)
親知らずさん
そんな事件があったなんて知りませんでしたね。。。
サーカスとは、遠い国の王族の殺害事件よりサーカスの虎が脱走した事件のほうが民の興味を引きやすい、といったところをかけています。
確かにそうかもね。
by HOTCOOL (2016-01-28 18:23)
pnさん
だらけさせた訳ではないと思いますが、伏線張りが色々とありました。
by HOTCOOL (2016-01-28 18:24)
大刀洗という名字がすごい!(←そこ?(笑))
by まほ (2016-02-22 02:54)