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【映画鑑賞記55/15’】黄金のアデーレ 名画の帰還 [映画鑑賞]

「黄金のアデーレ 名画の帰還」を鑑賞。
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過去と現代を行き来する物語。
過去の物語は、帝政オーストリアの画家クリムトが1907年に完成させた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」にまつわる家族の歴史。
主人公のマリアはオーストリアのウィーンに住む裕福なユダヤ系一族の出身。1938年、オーストリアを占拠したナチスにアデーレの肖像画を含む全財産を没収されたとき、20代のマリアは夫と共に命からがらアメリカに亡命します。
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そして、現代。マリアの心に今も残るのは、両親を故郷に置き去りにしてしまったことに対する深い悔恨。アデーレの姪にあたるマリアにとってアデーレの肖像画は幸せだった時代の家族を唯一思い起こさせる名画となっています。
82歳になったマリアは新米弁護士のランディとタッグを組んで、オーストリア政府から名画を奪還しようと二人三脚で法廷闘争に挑みます。
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マリアを演じるのはオスカー女優ヘレン・ミラー。ランディ役はライアン・レイノルズ。
祖母と孫ほど年齢の違うマリアとランディが、絵の奪還という目的に向かってチームになり、時に傷つき、励ましあって、いかに名画を取り戻すのか?実話をもとに、この2人のデコボココンビが非常にいい味を出していました。
それにつけても、ヘレン・ミラーは格好いい。立ち姿がこんなに絵になる女優さんはあまりいないのではないでしょうか。
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解説:ナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ。肖像画のモデルとなった女性のめいで、戦争に運命を翻弄(ほんろう)された実在の主人公をオスカー女優ヘレン・ミレンが好演する。彼女とタッグを組む弁護士に、『[リミット]』などのライアン・レイノルズがふんし、『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールらが共演。『マリリン 7日間の恋』などのサイモン・カーティスがメガホンを取る。

あらすじ:アメリカ在住の82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、グスタフ・クリムトが描いた伯母の肖像画で第2次世界大戦中ナチスに奪われた名画が、オーストリアにあることを知る。彼女は新米弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)の助けを借り、オーストリア政府に絵画の返還を求めて訴訟を起こす。法廷闘争の一方、マリアは自身の半生を振り返り……。
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コメント 10

paulo

ヘレンさんはエリザベス女王に似てますよね

by paulo (2015-12-21 05:53) 

pn

若い頃の役者と結構似てるねー。
by pn (2015-12-21 06:38) 

mutumin

良い雰囲気のお二人。。。
by mutumin (2015-12-21 07:06) 

親知らず

クリムトの絵にそんなエピソードがあったんですね。
この絵はとても印象的ですが、絵まで戦争に巻き込まれていたのかー。
by 親知らず (2015-12-21 07:59) 

HOTCOOL

pauloさん

似てますね。
品もいいし^^
by HOTCOOL (2015-12-21 17:30) 

HOTCOOL

pnさん

似てますね~
似てないと困りますからね~
by HOTCOOL (2015-12-21 17:31) 

HOTCOOL

mutuminさん

いい感じでした^^
by HOTCOOL (2015-12-21 17:32) 

HOTCOOL

親知らずさん

ちょっと、オーストリアが嫌いになりました^^;
by HOTCOOL (2015-12-21 17:33) 

まほ

この映画も気になります~!
明日はサユリストの夫につきあって、
「母と暮らせば」を観に行きます。
by まほ (2015-12-27 02:31) 

HOTCOOL

まほさん

吉永小百合とニノが出演する映画ですね!
by HOTCOOL (2015-12-27 06:15) 

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