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【読書日記10】警官の条件@佐々木譲 [読書日記]

佐々木譲著「警官の条件」を読了。
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前回ご紹介した「警官の血」の続編で、9年後を描いています。
主人公は安城和也。警部への昇進試験に合格し、組織犯罪対策部第一課の係長に抜擢。
覚醒剤の新たな流通ルートを解明しようと奮闘しますが、その過程で重大な失策を犯してしまいます。そんな重苦しいムードに包まれる警視庁に、あの男が帰ってきます。かつて、和也自らが“悪徳警官”として警視庁を追放した加賀谷仁・・・
今回も中々読み応えがありました。
これで、このシリーズは終わりのようですが、骨太の警察小説が少ない中、是非復活してもらいたい作品ですね。

あらすじ:都内の麻薬取引ルートに、正体不明の勢力が参入している―。裏社会の変化に後手に回った警視庁では、若きエース安城和也警部も、潜入捜査中の刑事が殺されるという失態の責任を問われていた。折しも三顧の礼をもって復職が決まったのは、九年前、悪徳警官の汚名を着せられ組織から去った加賀谷仁。復期早々、マニュアル化された捜査を嘲笑うかのように、単独行で成果を上げるかつての上司に対して和也の焦りは募ってゆくが…。
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コメント 10

パウロ

麻薬犯罪組織と警察の果てしなき戦い続くここでは
 ワイルドな警官は多いけど、この内容は面白いでしょうね
by パウロ (2014-06-12 05:18) 

獏

同一の組織内のドロドロって背景☆
好きな設定です(^m^)

by 獏 (2014-06-12 06:21) 

mutumin

警察の内部を覗いているような所も面白い感じがしますね!
by mutumin (2014-06-12 07:09) 

pn

お、加賀谷ってのが前作で内密に調査してた相手なんだね。
追い出した者に来てもらう、うーん複雑な心境だろうなぁ・・・
by pn (2014-06-12 07:40) 

親知らず

おお?その後の話があるのか?
良くネタがあるねぇ。
作者って元警察関係の人なの?
by 親知らず (2014-06-12 07:47) 

HOTCOOL

パウロさん

読み応えがありました。
by HOTCOOL (2014-06-13 05:13) 

HOTCOOL

獏さん

設定がしっかりしていると面白いですよね。
by HOTCOOL (2014-06-13 05:14) 

HOTCOOL

mutuminさん

警察も色々問題を抱えていますからね。
by HOTCOOL (2014-06-13 05:15) 

HOTCOOL

pnさん

かなり強引な復帰でありましたが・・・
by HOTCOOL (2014-06-13 05:16) 

HOTCOOL

親知らずさん

溶接工、自動車組立て工などのアルバイト生活を経て作家になった苦労人です。
by HOTCOOL (2014-06-13 05:18) 

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