【読書日記12/15’】一路＠浅田次郎 [読書日記]
浅田次郎「一路」上下巻を読了。
浅田次郎は稀代のストリーテラーだと思います。
読ませるコツそして読ませ方をしっていると感じています。とにかく、上手なのです。
本作も着眼点がいい。
主人公は世は攘夷・尊王論があふれ出始めた幕末ちょっと前。すでに、幕府の威厳もなくなりはじめ、参勤交代のそもそもの役割、仕来りも薄れてしまった時代に参勤交代のまとめ役をいきなり任せられた主人公の一路。
右も左もわからぬところに、焼け跡から出てきた古い参勤交代マニュアルに沿って進める・・・という物語。
けど、そこは浅田次郎。参勤交代の舞台である中山道にいろんな付箋がはられていて、あくことなく読み進めさせます。また、主人公の一路をはじめ、登場人物の描写が凄く上手い。これまた、彼の才能ですね。
久々に面白い時代小説を読ませていただきました![[わーい（嬉しい顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
あらすじ：（上巻）小野寺一路、十九歳。父の不虜の死を受け、御供頭を継いだ若者は、家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、江戸への参勤行列を差配する。いざ、江戸見参の道中へ―。 （下巻）江戸参勤は実に行軍である。雪の和田峠越え、御殿様の急な病、行列のなかで進む御家乗っ取りの企み。着到遅れの危機せまるなか、一行は江戸まで歩みきることができるのか。江戸までの中山道で繰り広げられる悲喜こもごも。
浅田次郎は稀代のストリーテラーだと思います。
読ませるコツそして読ませ方をしっていると感じています。とにかく、上手なのです。
本作も着眼点がいい。
主人公は世は攘夷・尊王論があふれ出始めた幕末ちょっと前。すでに、幕府の威厳もなくなりはじめ、参勤交代のそもそもの役割、仕来りも薄れてしまった時代に参勤交代のまとめ役をいきなり任せられた主人公の一路。
右も左もわからぬところに、焼け跡から出てきた古い参勤交代マニュアルに沿って進める・・・という物語。
けど、そこは浅田次郎。参勤交代の舞台である中山道にいろんな付箋がはられていて、あくことなく読み進めさせます。また、主人公の一路をはじめ、登場人物の描写が凄く上手い。これまた、彼の才能ですね。
久々に面白い時代小説を読ませていただきました
あらすじ：（上巻）小野寺一路、十九歳。父の不虜の死を受け、御供頭を継いだ若者は、家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、江戸への参勤行列を差配する。いざ、江戸見参の道中へ―。 （下巻）江戸参勤は実に行軍である。雪の和田峠越え、御殿様の急な病、行列のなかで進む御家乗っ取りの企み。着到遅れの危機せまるなか、一行は江戸まで歩みきることができるのか。江戸までの中山道で繰り広げられる悲喜こもごも。
参勤交代の映画あったよね？結構題材になるんですね。
庶民は迷惑だったらしいけど(笑)
by pn (2015-07-15 06:18)
航空便で取り寄せか？
もうちょっと待って現地で買うか？
それが問題だ！
by paulo (2015-07-15 11:58)
pnさん、「超高速参勤交代」でしたね♪
さて、浅田次郎さんは面白いです。
でも、相当な遅筆らしいですね。
練りに練って作品を生み出すのでしょう。
by まほ (2015-07-16 01:01)
pnさん
庶民は大行列が過ぎるまで土下座だったらしいですね。
by HOTCOOL (2015-07-16 04:25)
pauloさん
問題ですなぁ～
by HOTCOOL (2015-07-16 04:25)
まほさん
遅筆なんですか！
そんな、イメージないなぁ。
by HOTCOOL (2015-07-16 04:26)
まほさんの言うように練りに練った考えられた作品だから面白いんでしょうね。
by mutumin (2015-07-16 04:57)
この時代でも今どきの小説になるのね。
中山道は浦和を通っているので親しみを感じます。
by 親知らず (2015-07-16 08:10)
mutuminさん
起承転結がしっかりしていて、何より構成が良かったです。
by HOTCOOL (2015-07-16 17:17)
親知らずさん
大宮の地名の由来が記載されていたりして、楽しく読ませていただきました。
by HOTCOOL (2015-07-16 17:19)