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【読書日記5/24’】8つの完璧な殺人@ピーター・スワンソン [読書日記]

ピーター・スワンソン著「8つの完璧な殺人」を読了。
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ミステリーの古典をオマージュした一冊。また、ミステリー小説としても予測不能な展開で秀逸な作品でした。
著者のピーター・スワンソンはミステリーマニアでもあって、過去作品の「そしてミランダを殺す」などの作品も、ミステリーの巨匠たちへの愛が感じられました。
物語は、主人公でミステリー専門書店の店主マルコムが選んだ「8つの完璧な殺人」が登場する作品を模倣した殺人事件が起こったことから、マルコムは捜査に加わることになり、やがて真相が・・・って感じです。主人公マルコムは著者をモデルとしたような感じで描かれていましたね^^
ちなみに、マルコムが厳選した8作品は、「赤い館の殺人」(A.A.ミルン)「殺意」(フランシス・マイルズ)「ABC殺人事件」(アガサ・クリスティー)「殺人保険」(ジェイムズ・M・ケイン)「見知らぬ乗客」(パトリシア・ハイスミス)「溺殺者」(ジョン・D・マクドナルド)「死の罠」(アイラ・レヴィン)「シークレット・ヒストリー」(ドナ・タート)。
HCくん的にはエラリー・クイーンの作品があってもよかったと思いますが、プロット的に”完璧”とは言えないのかな。
ただし、本作はかなり上記作品などのネタばれがありますので、最低限アガサ・クリスティ「アクロイド殺人事件」「ABC殺人事件」、A.A.ミルン「赤い館の秘密」は読んどいたほうがいいですね。

内容:ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログにリストを掲載した。『赤い館の秘密』、『ABC殺人事件』、『見知らぬ乗客』……。捜査官によると、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いているという。犯人は彼のリストに従っているのか? ミステリーへの愛がふんだんに込められた、謎と企みに満ちた傑作!

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