【読書日記18/24’】木挽町のあだ討ち@永井紗耶子 [読書日記]
永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」を読了。
第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞のW受賞作。
そこらのヘタなミステリーより断然面白かったです!(^^)!
最初は江戸時代の語り口に戸惑ったけど、読み進めていくうちに慣れたし、この作品にはこの語り口しかないなー、とも思いました。
「疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。」と、木挽町(今の歌舞伎座周辺)で起きた仇討ち事件について、仇を討った男の親戚筋の青年が真相を追っていく話なんですが、中盤から読み手も、モヤーっと多分こうなんだろうなと想像力を掻き立てるプロットには脱帽物でしたね。
直木賞・山本周五郎賞W受賞も納得の作品です。
内容:ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!
第169回直木三十五賞・第36回山本周五郎賞のW受賞作。
そこらのヘタなミステリーより断然面白かったです!(^^)!
最初は江戸時代の語り口に戸惑ったけど、読み進めていくうちに慣れたし、この作品にはこの語り口しかないなー、とも思いました。
「疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。」と、木挽町(今の歌舞伎座周辺)で起きた仇討ち事件について、仇を討った男の親戚筋の青年が真相を追っていく話なんですが、中盤から読み手も、モヤーっと多分こうなんだろうなと想像力を掻き立てるプロットには脱帽物でしたね。
直木賞・山本周五郎賞W受賞も納得の作品です。
内容:ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!