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【読書日記4/23’】マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味@添野知生・高橋芳朗 [読書日記]

添野知生・高橋芳朗共著「マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考 映画から聴こえるポップミュージックの意味」を読了。
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いやー面白かった^^ マーベル映画と音楽好きにはたまらん一冊かな。
本作はマーベル映画アベンジャーズシリーズ、いわゆる「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」で使われた楽曲の解説本。
取り上げられているのは、第一作の「アイアンマン」からフェーズ3の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」までの23作。
今までは、知っている曲が映画に引用されていると嬉しくなる程度でしたが、なぜこの曲がこのシーンで使われたか、など踏み込んで解説しているので、勉強になりましたね。
第一作の「アイアンマン」でテーマとして使われたのは、AC/DCの「Back In Black」。何故、AC/DCなのか。そして、優れた楽曲の宝庫「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の章では読み応えがたっぷりありました。
また、時系列を追って映画を観たくなる気分にさえさせましたね
MCUは現在も続いています。フェーズ4以降の楽曲についての続編も読みたいな( ^^) _U~~

内容:MCU作品はヒーローたちの個性が光る“アクション"や“人間ドラマ"が魅力的だが、同時にヒーローたちの活躍に彩りを与える“音楽"もまた魅力の一つと言える。オリジナルの劇伴や歌だけでなく、往年の名曲を取り入れるなど、それぞれの作品の個性をより色濃く際立たせている。本作ではフェーズ1〜3の23作品で使用された140曲以上に及ぶポップミュージックの背景や選曲意図を徹底考察!その選曲の意図や効果について、作品ごとに様々な角度から徹底的に分析・考察する! 「ポップミュージックと映画を結びつけ、両者に橋を架けること。映画の歴史全体に照らしても、50年分の華々しい達成のあとでさえ、マーベル・スタジオが今行っていることは、特別で大きなものだと私たちは考えています。のちに「マーベル・シネマティック・ユニバース」と呼ばれることになる映画シリーズが2008年に始まったとき、つまり『アイアンマン』が公開されたとき、開巻いきなり響きわたるハードロックがすべての変化の始まりでした。そこにはすべての予兆が含まれていたと、今ならはっきりとわかります」(本書まえがきより)
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