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【読書日記3/23’】爆弾@呉勝浩 [読書日記]

呉勝浩著「爆弾」を読了。
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「このミステリーがすごい!2023年版」「ミステリが読みたい!2023年版」の国内編で1位に輝き2冠を達成した作品。
ノンストップで読ませるところは、流石ミステリ2冠に輝いた作品だと思いました。
また、格差社会とか犯罪被害者、加害者の家族なども作中に取り入れいて、ミステリーにサスペンスそして社会派小説としても成り立っている感があります。
作中で繰り広げられる”言葉遊び””なぞなぞ”などの会話劇も秀逸。思わずクスっとさせられましたね。
ただ、ラストが若干モヤモヤしました。もっと、ピシリと終わって欲しかったわ。
呉勝浩氏の作品は初めて読みましたが、他にも良い作品があるようなので、ちょっと追っかけてみようかな。

内容:東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。 直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。 「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。 警察は爆発を止めることができるのか。 爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。
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