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【読書日記1/23’】名探偵と海の悪魔@スチュアート・タートン [読書日記]

スチュアート・タートン著「名探偵と海の悪魔」を読了。
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「このミステリーがすごい!2023年版」海外編で4位や英国の主要ミステリー部門でも高評価だった本作。
海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪というミステリー巨編の触れ込みでしたが、正直イマイチ、いや、イマサンでした('Д')
理由としては登場人物たちに思い入れが沸かないし、そのためシンクロもしないのよ。もう少し探偵役とワトソン役に個性と熱量を入れて欲しかったな。
個人的にはちょっと残念な2023年の一冊目だったな。

内容:時は17世紀、 大海原を進む帆船で起こる怪事件。 囚われの名探偵に代わり、屈強な助手と貴婦人が謎を追う。 すべては悪魔の呪いか、あるいは? この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう。 バタヴィアからオランダへ向かう帆船ザーンダム号に乗船しようとしていた名探偵サミー・ピップスと助手のアレントら乗客たちに、血染めの包帯で顔を覆った男がそう宣言した。その直後、男は炎に包まれて死を遂げる。名探偵として名を轟かすピップスだが、いまの彼は罪人として護送される途上にあり、この怪事件を前にしてもなすすべがなかった。 オランダへと帰国するバタヴィア総督一家らを乗せ、ザーンダム号が出航せんとしたとき、新たな怪事が発生した――風を受けてひるがえった帆に、悪魔〈トム翁〉の印が黒々と浮かび上がったのだ! やがて死んだはずの包帯男が船内に跳梁し、存在しないはずの船の灯りが夜の海に出現、厳重に保管されていた極秘の積荷が忽然と消失する。すべては悪魔の仕業なのだろうか? わきおこる謎また謎。だが名探偵は牢にいる。元兵士の助手アレントは、頭脳明晰な総督夫人サラとともに捜査を開始するも、鍵のかかった密室で殺人が! 驚愕のSFミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』の鬼才の第二作。海洋冒険譚と怪奇小説を組み込んだ全方位型エンタテインメント本格ミステリ!
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