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【読書日記32/22’】捜査線上の夕映え@有栖川有栖 [読書日記]

有栖川有栖著「捜査線上の夕映え」を読了。
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「このミステリーがすごい!2023年版」で国内編第3位。
有栖川有栖の著書は久しぶりだし、彼が生み出した名探偵・火村英生シリーズは初めて触れるので、図書館で借りて読みました(笑)
舞台はコロナ禍真っただ中の大阪。主人公の臨床犯罪学者・火村英生とその相棒でミステリー作家のアリスは、大阪府警から場末のマンションの一室で、男が鈍器で殴り殺された事件のアドバイザーを依頼されます。
一見ありふれた殺人事件の裏には、ある秘密が散りばめられていて・・・
「捜査線上の夕映え」という2時間ドラマちっくなベタなタイトル。そして、ちょっと首をかしげたくなるような内容。
個人的には、この作品が昨年度の様々なミステリランキングで上位に食い込んだのか謎でした。主人公の火村英生とアリスそしてサブキャラ達にはキャラ立ちしていて良いのにね。
ただ、ここまでシリーズ化されドラマ化もされている作品。過去の作品も一応読んでみたほうがよいのかな。

内容:「臨床犯罪学者 火村英生シリーズ」誕生から30年! 最新長編は、圧倒的にエモーショナルな本格ミステリ。 一見ありふれた殺人事件のはずだった。火村の登場で、この物語は「ファンタジー」となる。 大阪の場末のマンションの一室で、男が鈍器で殴り殺された。金銭の貸し借りや異性関係のトラブルで、容疑者が浮上するも・・・ 「俺が名探偵の役目を果たせるかどうか、今回は怪しい」 火村を追い詰めた、不気味なジョーカーの存在とは。 コロナ禍を生きる火村と推理作家アリスが、ある場所で直面した夕景は、佳き日の終わりか、明日への希望か。
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