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【読書日記24/22’】許されざる者@レイフ・GW・ペーション [読書日記]

レイフ・GW・ペーション著「許されざる者」を読了。
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北欧ミステリーって好きなんですよね。
あの北欧独特の暗くて重い雰囲気が小説にも転嫁されて重厚感があります。
著者レイフ・GW・ペーションは北欧スウェーデンを代表するミステリー作家。
本作は”時効の成立した事件の解決とその犯人対する審判”と言う内容で、結構重いテーマになっています。しかも、探偵役の主人公は国家犯罪捜査局の元長官でありながら、脳梗塞で四肢に麻痺が残るシニア男性。
こういう内容の場合、オチをどうするかにかかっていますが、まーこれしかないよなーというオチでした。個人的には、もうひと捻りあっても良かったと思いますが、読ませて考えさせる一冊でした。

内容:国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。そんな彼に主治医が相談をもちかけた。牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。9歳の少女が暴行の上殺害された事件。だが、事件は時効になっていた。ラーシュは相棒だった元刑事らを手足に、事件を調べ直す。スウェーデンミステリの重鎮による、CWA賞インターナショナルダガー、ガラスの鍵賞等五冠に輝く究極の警察小説。
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