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【読書日記9/22’】魔眼の匣の殺人@ 今村昌弘 [読書日記]

今村昌弘著「魔眼の匣の殺人」を読了。
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2017年「屍人荘の殺人」で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。この一冊は「このミステリーがすごい! 2018」、週刊文春のミステリーベスト10、「本格ミステリ・ベスト10」で第1位を獲得するなど、この年のミステリ大賞を席巻しました。
そして、本作はその続編。
前作同様、探偵役は剣崎比留子、ワトソン役は葉村譲。また、殺人事件が起こるシチュエーションも同じくクローズド・サークル(密室)。
けれど、前作に比べると設定も陳腐だし、書き方もライトノベルっぽい。なんか、全体的に中途半端な感じがしましたね。
本作はシリーズの体をなしているので、次作「兇人邸の殺人」に期待しましょうかね。

内容:その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
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