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【読書日記7/22’】名探偵に薔薇を@ 城平京 [読書日記]

城平京著「名探偵に薔薇を」を読了。
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海外、国内のみならず本格ミステリーが読みたくてしょうがありません。
そんな中、出会ったのがこの一冊。
第八回鮎川哲也賞最終候補作に上がった作品。私は鮎川哲也の大ファンで、「黒いトランク」をはじめとする鬼貫警部シリーズはむさぼり読みました。
さて本作。ある意味、この時代(1998年)の”デスノート”みたいな作品です。
本作は2部に分かれていて、前半は猟奇的殺人事件の謎解き、後半はどんでん返しに次ぐどんでん返し。
最後までロジックはしっかりしていて、本格推理小説として楽しめました。
著者の 城平京氏は漫画の原作を得意としているよう。本作以外では、本格推理小説が少ないのが、とても残念です。

内容:怪文書『メルヘン小人地獄』がマスコミ各社に届いた。その創作童話ではハンナ、ニコラス、フローラが順々に殺される。やがて、メルヘンをなぞったように血祭りにあげられた死体が発見され、現場には「ハンナはつるそう」の文字が……。不敵な犯人に立ち向かう、名探偵の推理は如何に? 第八回鮎川哲也賞最終候補作、文庫オリジナル刊行。
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