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【読書日記1/22’】人新世の「資本論」@斎藤幸平 [読書日記]

斎藤幸平著「人新世の「資本論」」を読了。
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2022年最初に読んだ一冊。
新年早々難しい本を読んでしまいましたが、難しいながらも面白く勉強になった本でした。
ただし、現在ロシアのウクライナに対する侵略行為、プーチンの暴挙を報道等から接していると、「資本主義」「民主主義」「共産主義」「社会主義」などのイデオロギーや「SDGs」「ESG」「持続可能な社会」などは絵空事としか思えなくなってくる。
ジョン・レノンの「イマジン」の詩にあるように、国籍や人種が違っても、手と手を取り合ってお互いをリスペクトしながら経済活動、環境保護を、いや地球保護を行えば、持続可能な平和な社会、暮らしがきっと実現できると思うんだけどな。
そのための入口として、この一冊を手に取ることは有意義かもしれませんね。

内容:人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。
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