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【読書日記30/21’】永遠の仮眠@松尾潔 [読書日記]

松尾潔著「永遠の仮眠」を読了。ちなみに、2021年最後に読み終えた一冊となりました。
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著者の松尾潔氏はいわゆる”業界人”であります。音楽プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、東方神起、三代目J SOUL BROTHERS、JUJU等を成功に導いた、日本の第一人者と言っても過言ではないでしょう。
業界人というとチャラチャラしたイメージがありますが、先日テレビで松尾氏が黒人音楽・R&Bについて熱く語っているのを聞いて、ちょっと共感を得ました。
本作は音楽業界の中で生きている人しか書けない内容の物語で、楽曲制作に関する内側を、業界人ならではの内部事情を踏まえながら描いています。。そう言った意味では、興味深く読めましたね。
ある意味、松尾氏の自叙伝的なところもあるのかなっと思ってしまいました。
読み始めは、若干稚拙な文章も後半には上手くなってきていたので、才能豊かなクリエイターって本当にいるんだなーと感心してしまいましたよ。

あらすじ:音楽プロデューサーの悟は、テレビドラマの主題歌制作に苦戦していた。この楽曲が ヒットすれば、低迷中のシンガー・義人は大復活を遂げる。悟もすべてを賭けてい た。しかしダメ出しを繰り返すドラマプロデューサーの多田羅は業界の常識を覆す提 案を口にする。そんな折、日本は未曾有の危機に襲われる。社会的喪失の中、三人の 運命の行方は・・・
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