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【読書日記25/21’】ヨルガオ殺人事件@アンソニー・ホロヴィッツ [読書日記]

アンソニー・ホロヴィッツ著「ヨルガオ殺人事件」を読了。
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「このミステリーがすごい!」など、2021年のベストミステリーに輝いた作品。著者のアンソニー・ホロヴィッツは4年連続してベストミステリーを受賞しているのではないでしょうか。
本作は「カササギ殺人事件」から2年が過ぎ、その騒動に巻き込まれた元編集者のスーザンが北ロンドンから移り住んだエーゲ海で経営するホテルに初老の夫婦が訪ねたことから物語は始まります。
英国のサフォークから来たという二人は、彼らが所有する老舗ホテルの経営を任せていた次女が忽然と姿を消し、それには編集者時代のスーザンが関わったアラン・コンウェイの作品と深い関係があると言います・・・
英国ミステリーの徹底したフェアプレイ精神、意表を突くフーダニットと、アガサ・クリスティーの技法を継承し、前作同様作中作のダブルで読み手をもてなします。
当面の間、アンソニー・ホロヴィッツの時代が続きそうですね。
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