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【読書日記16/21’】時代の異端者たち@青木理 [読書日記]

青木理著「時代の異端者たち」を読了。
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久々に本社さんでお金を払って買った一冊。
著者の青木理氏は日曜日のTBS「サンデーモーニング」などに出演するジャーナリスト。
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ゆるーいメディアやジャーナリストが多い日本では珍しく過激かつ正論(持論とも言う)を吐くので,
僕は好きですね。サンデーモーニングでは隔週で出演していますが、明らかに他のコメンテーターとは毛色が違います。好き嫌いが分かれる方だとも思いますが、政権におべっかばっかり使っている、田崎ス史郎よりは断然よいよね。
さて、本作はスタジオジブリ出版「熱風」で連載している対話選。スタジオジブリが本の出版をしていたなんて知らなかったわ(*_*;
収録されている異端者達は以下の面々。
翁長雄志・三輪明宏美・木村明・武田砂鉄・白川優子・河野洋平・北丸雄二・半田滋・平嶋彰英。
いずれも、其々のカテゴリーで一線級の活躍をなさっている(いた)方々。
今この時私たちはコロナ禍に苦んでいるにも関わらず、国民生活を守るはずの政治は醜態を晒しています。そんな時代のなかで「異端者」たらざるを得なくなった人たちとのやりとりは非常に興味深く読めました。特に、三輪明宏さんとガースーに飛ばされた平嶋彰英は面白かった。
ひ弱なメディアが垂れ流す表面的、かつ、切り取られた断片的な情報より「異端者」たちの本質的な話は、今の日本の病巣を確実にえぐっていましたね。

内容:『時代の抵抗者たち』に続く「熱風」連載の対話撰。いま最も戦闘的なジャーナリスト・青木理が各界の論客たちともにこの国がなぜこうなってしまったかを考え、明日をさぐる。
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