SSブログ

【読書日記11/21’】なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで [読書日記]

日経コンピューター監修「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで」を読了。
51U72bKCjWL._SX339_BO1,204,203,200_.jpg
この本も、ジョナサンのお弁当同様、とし@黒猫さんのブログで紹介されていました。
この本のタイトルに非常に惹かれたので、図書館で借りて読みました。
確かに我が国は、このコロナ渦でデジタルの弱さを世界中に露見させてしまいましたね。
ただ、その弱点は以前から指摘されていたこと。「住民基本台帳」「マイナンバー」など、デジタル化を打ち出しても国民がついてこない。国民性もあるかも知れませんが、政府等の広報も下手。
今更、デジタル庁を作ってどうにかなるのかな。しかも、この本でも登場する平井大臣の醜聞のほうが話題になっているしね。
ウチの業界でもデジタル化、DXが叫ばれていますが、盛り上がっているのは一部だけ。
けど、デジタル化を図らなければ世界から孤立するのも確実。国民ひとり一人の理解が必要なんでしょうね。

内容:20年かけて政府が積み上げたIT戦略やITインフラが、新型コロナ対策で役に立たなかった。まさにデジタル敗戦だ――。菅義偉首相肝煎りで「デジタル庁」創設に挑む平井卓也デジタル改革相は、こう反省の弁を述べた。 事実、マイナンバーカードは緊急の現金給付事業で力を発揮できなかった。陽性者の情報を登録するシステムは病院や保健所から「使いにくい」と不満が噴出した。国の構造から制度、人材までデジタルシフトを怠ってきたツケが回った格好だ。 行政のDX(デジタル変革)に挑む日本は、この敗戦から何を学ぶべきか。年金システムから特許庁システム、マイナンバー関連システムまで、20年にわたる電子政府/システム調達改革の歴史から、失敗の教訓を読み解く。
nice!(13)  コメント(12) 
共通テーマ: