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【読書日記24/19’】ワルキューレ-巡査長 真行寺弘道@榎本憲男 [読書日記]

榎本憲男著「ワルキューレ-巡査長 真行寺弘道」を読了。
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万年巡査長・真行寺弘道シリーズ第三弾。
相変わらずハチャメチャだがロック好きでオーディオ好き。そこが、このシリーズと主人公に惹かれる一番の要素。
当然、作品としてのレベルも高い。
タイトルから、警察小説、推理小説と思われるかもしれませんが、社会の歪み、不合理・不整合といった重いテーマが根底にあります。
そこにあるのは、やはりロックなのかも。

内容:元モデルで聾唖だという17歳の少女・麻倉瞳が誘拐された。彼女の母親は、評論家デボラ・ヨハンソンの秘書を務めているだけでなく、レズビアンであるデボラのパートナーでもあった。母娘とデボラは同居しており、瞳はデボラのことを「ママ」と呼んでいる。 誘拐犯の要求は、フェミニズムの論客であるデボラに対し「これまでの主張がすべて間違いであったと認め、今後一切の活動を停止しろ」というものであった。出世を拒否し、53歳で警視庁捜査一課のヒラ刑事である真行寺弘道巡査長は、元捜査一課の刑事で現在は杉並署に異動している同期の四竈とともに、捜査を始めるが――。
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