SSブログ

【読書日記20/19’】永い言い訳@西川美和 [読書日記]

西川美和著「永い言い訳」を読了。
ダウンロード.jpg
西川美和と言えば、日本を代表する女性映画監督。HCくんも「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」などは大好きな作品です。
新聞に「映画監督で脚本まで手がける人の小説は小説家以上の出来栄えである。」という書評が載っていて、その中で本作が紹介されていたのがきっかけで読みました。
たしかに、映像的な描写が心地よく、グイグイ引き込ませます。
バス事故で、妻を失った人気小説家と長距離トラック運転手。対照的な二人の再生物語であり家族とは何かを問う物語。一気読みさせる作者の筆力、構成力には唸らされました。
当然、映像としての作品もあり。Amazonプライムビデオで観ようかしらん。

内容:「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。 悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。 突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。 人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。
nice!(13)  コメント(10) 
共通テーマ: