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【映画鑑賞記22/19’】ブラック・クランズマン [映画鑑賞]

「ブラック・クランズマン」を鑑賞。
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1970年代に、黒人でありながら白人至上主義の過激派団体KKKを潜入捜査するという困難なミッションに挑んだ元刑事ロン・ストールワースによる回顧録「ブラック・クランズマン」を映画化。
監督は黒人社会を描けば第一人者のスパイク・リー。当初違う監督だったらしいですが、スパイク・リーに「自分よりも相応しい人物がいる」と尊敬してやまない大先輩に監督の座を譲ったそうです。
子供の頃、ニュースでKKKが白装束と頭巾、松明を持って集団で黒人に過激的な振る舞いをする様子を見て、子供心に恐怖がありました。
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主人公ストールワースを演じたのは、名優デンゼル・ワシントンの息子のジョン・デヴィッド・ワシントン。相棒役の白人刑事フィリップを演じたのはアダム・ドライヴァー。
人種差別がベースとなっているストーリーながら、この二人を軸とした熱血バディ・ムービーであります。さらにスパイク・リーはそこにアクションやサスペンス、コメディの要素をも盛り込んだ極上のエンターティメント作品でもありますね。
しかし、KKKはいまだに存在する白人至上主義団体。人種差別を隠そうともしないドナルド・トランプ大統領の影響もあってか、また過激な集団とならないことを祈るばかりです。
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解説:『ドゥ・ザ・ライト・シング』などのスパイク・リーがメガホンを取り、第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した実録ドラマ。1970年代末のアメリカを舞台に、2人の刑事が過激な団体で潜入捜査する。ドラマシリーズ「Ballers/ボウラーズ」などのジョン・デヴィッド・ワシントン、『ハングリー・ハーツ』などのアダム・ドライヴァーのほか、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンらが出演する。

あらすじ:アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。
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