SSブログ

【読書日記1/19’】歪んだ波紋@塩田武士 [読書日記]

2019年の一冊目は塩田武士著「歪んだ波紋」。
51xWnfBC1DL__SX347_BO1,204,203,200_.jpg
前作「罪の声」が18万部のベストセラーとなり、一躍人気作家になった塩田武士。
ニューエイジの社会派と呼ばれる彼が今回テーマに選んだのは「誤報」。
「誤報」にまつわる5つの話が収録されています。
確かに今の世界はネットの発展に寄って色んなメディアから情報が発信されていますが、それが全て真実とは言えませんよね。
フェイク・ニュースで利益を得るもの、訂正されない情報、本当に謝らないメディア・・・
情報が溢れている今、真実の見極めや、発信・拡散する責任の重さを問う作品で、読み応えありました。

あらすじ:「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。
nice!(15)  コメント(12) 
共通テーマ: