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【読書日記25/18’】昨日があるから明日がある@宮部みゆき [読書日記]

宮部みゆき著「昨日があるから明日がある」を読了。
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人気の杉村三郎シリーズ第5弾。宮部みゆきの作品の中でも好きなシリーズです。
本作は中編ものが3編収録されています。
杉村三郎は着手金5,000円で仕事を請ける私立探偵。
その内容は市井に住む人の身近な事件を解決すること。
けど、最初は身近ですがその深い闇をラストで暴くので読み応えはありますね。
以前、テレビドラマで杉村三郎を小泉孝太郎が演じていたので、そのイメージで読んでいると楽しいです。
2018年ラストを飾る一作でしたね。

内容:『希望荘』以来2年ぶりの杉村三郎シリーズ第5弾となります。中篇3本を収録する本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。 「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。 「華燭」……杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。 「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。

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