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【読書日記24/18’】任務の終わり@スティーヴン・キング [読書日記]

スティーヴン・キング著「任務の終わり」上下巻を読了。
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スティーヴン・キングの著書には当たり外れというか、一気読みさせる作品と諦め~本になる作品に分かれることが個人的によくあります。
この「ミスター・メルセデス」三部作は前者のほう。一気読みさせる作品です。
ただし、テイストは前2作と幾分違います。前2作はミステリー要素が高かったですが、本作はホラーそして超常現象的な要素が多く入っていて、ここにキングあり!という作品でありました。
これで、このシリーズは完結ですが、まだまだ執筆活動旺盛なキング。次の出版が楽しみですね。

内容:エドガー賞受賞作『ミスター・メルセデス』にはじまる3部作完結。 メルセデス事件の生存者たちが次々に自殺を遂げる。 退職刑事ホッジズ、底知れぬ悪意の迷宮へ―― キングにしか書けない徹夜ミステリーの開幕。 6年前に暴走車を駆って大量殺人を犯した男、ブレイディは、いま脳神経科クリニックに入院していた。第二の事件を起こす直前で捕らえられたブレイディは、その際に脳に負った重傷による後遺症で、意思疎通も困難な状態にあった。だが、その周囲で怪事が頻々と発生する。看護師、師長、主治医……いったい何が起きているのか? 一方、相棒のホリーとともに探偵社を営む退職刑事ホッジズのもとに、現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から、ある事件の現場に来てほしいという連絡が入った。事件は無理心中だった。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジズとホリーは現場に違和感を感じる。やがてふたりは少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。これは単なる偶然なのか? 傑作『ミスター・メルセデス』でホッジズと死闘を演じた〝メルセデス・キラー〟が、いま静かに動き出す。恐怖の帝王がミステリーに挑んだ三部作完結編、得体の知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦がここに開始される!

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